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ウルトラマンR/B | 平成ウルトラマンシリーズ

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『ウルトラマンR/B(ウルトラマンルーブ)』




今回は「ウルトラマンR/B」です。

本作品は「ウルトラマンギンガ」以降のウルトラシリーズを指す
「ニュージェネレーションヒーロー」の第6弾作品であり、
「ウルトラマンオーブ」以降のシリーズ同様、単独タイトル作品として
制作されているそうです。



ストーリー──。


湊カツミと湊イサミは、大昔に妖奇星と呼ばれる隕石が落ちたとされる綾香市に住む兄弟である。母親の失踪から15年が経ったある日、謎の巨大生物の目撃情報を聞きつけ山へ訪れた2人は、巨大怪獣グルジオボーンに遭遇する。グルジオボーンの攻撃に巻き込まれる湊兄弟だったが、2人は突如現れたルーブジャイロとルーブクリスタルによって、それぞれウルトラマンロッソとウルトラマンブルに変身する力を手に入れる。突然の出来事に戸惑いながらも協力してグルジオボーンを倒した2人は、ウルトラマンとして次々に出現する怪獣の脅威に立ち向かうこととなる。



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◆迷走解説。



我々のようにオールドファンとしては今のウルトラマンに関してはなにも
いうことはありません。

完全に子供向け番組になっていますし、それを見て愉しんでいる子供たちがいる
のであれば別になにかをいいたいわけではないからです。

一応、ウルトラQからウルトラシリーズを見ているものですから、見るだけ
は見ていますが特別になにかあるわけではありません。
もう何年も前から、今のウルトラマンはウルトラマンではないと思っています。


ですが制作する側の目論見通りに果たして子供たちが見ているのかというと、
これは当てが外れているのではないかと思えます。

遊んでいる子供たちの口から、戦隊ものや仮面ライダーの名前は出てきても
今のウルトラマンの名前は出てこないからです。

いないわけではないと思うのですが、自分は一度も聞いたことがありません。


ただ考えられるのは、友人の子供がそうであったように親が昔のウルトラの
ファンであったことで、子供の後ろに昔のウルトラファンがいることです。
子供が見ているようでも、裏には昔のウルトラファンであった親の影が
あるのです。

つまりは新しいファンを獲得しているのではなく、どこまで行ってもウルトラマン
は昔のファンに支え続けられているということです。
これからのことを考えるとこれは大きな問題になってくるかも知れませんね。



ところで我々オールドファンは、もはや今の「ウルトラマン」になにも期待
しておらず、その分、来年に制作される等身大のウルトラマンスーツを着た
アニメ作品、「ULTRAMANN」に期待しています。

これは実写でやってほしかったのですが、それでも映像化されるので期待
しています。

我々のようなオールドファンは絶対見ますね。

もともとそういう昔の特撮ファンからの流れで漫画「ULTRAMANN」も知りました
からね。
ヒットするかどうかは分かりませんが、ある程度の数は間違いなく見ます。

このブログでは何度も書いていますが、我々オールドファンが認めている
のは漫画「ULTRAMANN」ですから。


そして思うのは、もしヒットした場合ウルトラマンはどうなって行くのかですね。
ウルトラマンだけではなく、円谷作品は少し独善的になりすぎるところがある
ように感じていました。

言わば殿様商売的なものですね。
または、過去の成功体験から抜け出すことができないか。
こういう例は至る所で見ます。

大きなところでは「オリンピック」や「万博」の誘致も同じように感じます。
傾いてくる企業では至る所で見かけます。

一時代を築いた大ヒットシリーズですからね。


それに我々のようなオールドファンが、例え駄作でも文句言いながらでも見ている
ところがあって、ある程度のせんは保っているところがあるのかも知れません。

これは昔の「ゴジラ」も同じで、とうとう、ゴジラを終わらせるために映画を
見るのはやめてしまった時がありました。
どんなにお金がなくても、忙しくてもゴジラ映画だけは見に行っていたのですが。

結局、海外版のゴジラが作られるようになって初めて危機感をおぼえてゴジラ
も変わってきました。

ウルトラマンも等身大のアニメヒーローに人気が集まってきた場合、
これからどうなって行くかですね。


巨大ヒーローも、「ウルトラマン」だけを作り続けなくても良い気がします。
怪獣も同じですが、新しい巨大ヒーローを作るとかそういう意識があまりに
低いように感じています。

同じことを続けても衰退していくだけじゃないかと何十年も前から言い続けて
いますが、それを裏付けるように今や円谷プロは独立していません。
ある会社の傘下に収まっています。

それに昔の作品に今の人たちはどう感じているのかも興味があります。

「ウルトラセブン」のあの工業地帯で戦う姿、そういう風景は今の日本で
はなくなっています。
下町の工場街も、我々が子供だった頃はごくありふれた日常風景でした。
そういした景色は今の日本にはありません。

時代の風景が印象強く描かれている作品を見て、どう感じているのか
という興味があります。

「ドラえもん」も「ちびまる子ちゃん」が描く日常風景も、現在の日本には
ない風景です。
それでも人気があるのと、同じ感覚で見ているのでしょうか。


我々のようなオールドファンも、いつまでも昔の優れた作品にこだわっていて
はいけないのかも知れません。

ハリウッド作品を見ていると、時々、強くそう思わせられることがあります。
「シン・ゴジラ」以外は何十年も満足のいく特撮作品はなかったですから。



それでは、次回にまたお目にかかりたいと思います。

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BLAME! | イメージイラストとストーリー漫画

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『BLAME!』



今回はアニメ映画「BLAME!」です。

この作品の原作は「シドニアの騎士」の「弐瓶勉」さんのSFアクション
漫画作品です。

「弐瓶勉」さんの作風を一番色濃く現しているのがこの「BLAME!」だと
思います。
原作の掲載誌は「月刊アフタヌーン」で1997年3月号から2003年9月号まで連載
された作品です。

「弐瓶勉」さん初の長編連載作品だそうです。



内容は───。

時代も場所も明らかでない超未来。コンピュータ・ネットワークは極限まで
発達し、高度に階層都市化された世界は、堅牢な『超構造体』に内蔵された
『システム』により支えられていた。『統治局』により管理された一大ネット
ワーク社会『ネットスフィア』は、実社会と同じか、それ以上へと拡大し、
ネットワークへの正規アクセスを可能にする『ネット端末遺伝子』の保有その
ものが市民権と同義となる。人々の生存圏はネットワーク・スペースへと置き
換わり、その仮想空間の事象を現実世界へと反映させるなど、理想の世界を構築
した。

しかし、厄災によりネットスフィアは機能不全に陥り、人々は『珪素生物』
による感染症の蔓延によりネット端末遺伝子を失ったことで、ネットワーク社会
は崩壊する。制御が失われた『建設者』により際限なく拡張され続ける都市構造物
は、やがてその惑星系すら内部に取り込み、不安定な連結がネットのカオスを加速
させる。ネットスフィアの番人である『セーフガード』は、管理規定にのっとり
アクセス権のない人類を不法居住者として排斥し続け、珪素生物はネットの機能
回復を阻止すべく人類を襲撃する。人々は繁栄の記憶を忘れ、全てが壊れた世界
の片隅で、目を盗むようにして短い生を生きる。人類の黄昏の世界が舞台である。

果てしなく巨大な階層都市の中を、探索者の霧亥(キリイ)は何千フロアも放浪
する。求めるものは「感染前」の「ネット端末遺伝子」。手にするものは全てを
貫通する最強の銃「重力子放射線射出装置」。





ちなみに追加情報ですが、探索者はこの「重力子放射線射出装置」をもっている
設定だそうです。

また、探索者は人形ばかりではないようですね。

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◆迷走解説。



ここからはいつものように迷走解説です。

SF好きの人間にとっては、「弐瓶勉」さんの作品にはいろいろと考え
させられるところがあります。

世界観がなじみ深いのです。


それはこのブログでも取り上げた「シドニアの騎士」の時にも書きましたが、
「弐瓶勉」さんの作風が昔からあるSF関係のイメージイラストでよく見た世界観
の作品だからです。

今回の「増殖する都市」というものもあったと思いますし、空へ空へと積み上げて
いく都市や、増殖する地下都市などいろいろありました。



以前に書きましたが、今回の「BLAME!」をみてやはりと思いました。
ストーリー先行の作家さんではなく、イメージ先行の作家さんですね。


もしかすれば自分が昔にみてきたようなイメージイラストを見てきたのかも
知れません。
この増殖する機械都市というのもはわりとSFのイメージイラストにあった
ので。

我々にはとても馴染みのある設定です。



そして今回改めて感じましたが、黎明期から漫画を読んでいる人間にはある程度
意識の中では既成概念的にイメージイラストの世界はストーリー漫画とは違うという
認識ができあがっています。
つまりストーリー漫画としては描けないというような認識です。

イメージイラストはファンタジーの世界ですね。



その認識を初めに破ったのは、実は「宮崎駿」作品である「風の谷のナウシカ」
でした。

「手塚作品」がそうであるように、ストーリー漫画の場合は整合性を重視
して、極端にイメージだけで話を引っ張っていかないものだと思っていました。
イメージ先行の世界観は作る側としては豊富なイマジネーションと一緒に、
細かなディテールが必要になってきます。

作り出したイメージを支えるだけの細かい設定とそれに見合った絵柄など
も必要で、とても大きな労力を必要とします。
ですから楽に作ろうとすると今あるすでにできあがっているものを使うと楽
でもあるのです。


イメージイラストの場合、断片的な場面場面の画ですからなんとかなりますが、
これを一つの作品、特に長編のストーリー漫画にするとなると骨が折れるはずです。



それもあって、もしかすれば「弐瓶勉」さんも昔何度かみたような、暴走し増殖
する都市というものをテーマにしたのかも知れません。

「手塚治虫」先生のように驚異と言って良いようなストーリーテラーとなって
くると、このイメージ先行の作品は大変作りにくいはずです。
理詰めの作品作りができないからです。

特に今の漫画の基礎であるストーリー漫画のフォーマットを作った方ですので、
自分の作ったフォーマットから離れた作風は作れなかったのかもしれません。
もしそうであるとしたならば自ら作り出した技法に縛られてしまったのかも
しれませんね。



話は少し外れますが、凄い才能を持つクリエーターはその才能故に自らを呪縛
するようなところがありますから。
我々のような凡人には経験できないことでもありますね。


ファンタジー系もそうなんですが、イメージ先行の場合は理論立てや整合性
といったものから離れて行きます。

手塚作品からは対局の位置にあると思いますので、それもあって石森章太郎
さんの「ジュン」を批判して後で謝罪することになったのではないかと勝手に
想像してしまいます。



その才能に嫉妬して批判してしまったと隠さず告白されていますが、
ご自身では作りづらい作品傾向だったのではなかったのかなという気がします。
手塚作品にはイメージ先行作品はなかったと思いますから。

あれほど多くの作品があるというのに。



最近はこのイメージ先行で制作するというのも一つではないかと考えるのですが、
イメージ先行でやるとそれこそイメージがあっちこっちへ飛んでしまうしで
収拾がつかないことになってくる。

ましてやある程度の長さになってくると辛いと思うのです。
だいたいイメージ先行で作られる作品は短編が圧倒的に多い。



ですから作家によっても違ってきますが、ご自分のスタイルにあった
作品でないと沢山は作れません。

無理して別のタイプの作品を作るとどうしてもどこかから借りてこなければ
ならないことにもなりかねません。


こうすれば良いと分かることは多いのですが、それが自分のスタイルにあって
いるかどうかが問題として出てくるのです。
それをどう自分の作品として消化して取り入れられるかに労力がいります。

こうやって俯瞰でみると分かることも多くあるのですが、分かるとできるは
まったく違うことだとあらため思い知らされますね。



書いていて嘆息しそうになりましたので今回はこれくらいで。

次回でまたお会いいたします。

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