アニメ文化

コミケとアニメ文化

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ここでは自分なりに感じた「コミケ」という場とオタク文化について
書いていきます。

まず今のアニメ文化なのですが、これはある種の学生気分の
延長線上にあるのではないかと今思えば感じます。
演出というか、学生気分を味わえる装置としての「場」ですね。

即売会に参加する時、同人誌をダンボールに詰めて運んで、
メンバーと待ち合わせしてとなにかと忙しくしていました。
学生時代に戻ったような気分で、それはそれで楽しかったのも
今思い返すと事実です。
売れなくて重いダンボールを持って帰るは辛かったですが。

アニメもそうなんですが、とくに最近のアニメはイコール学園
モノ&美少女アニメという図式がずいぶん以前から定着している
ように感じられます。
とくに美少女アニメは強いですね。

これは病根があるのではないかと思えるほど強い。
オタクというのは二次元アイドルの追っかけではないかとも
感じられました。

漫画や映画ではなくアニメという表現手段が猛烈に好きなので
はなく、アニメになっている美少女が好きと言い換えても良い。
それを簡単にアニメが好きと言いますが、これを言葉通りに
受け取ってはいけません。

学園モノでなくても学生であったり、学生でなくてもなんとなく
学生気分が演出されているアニメの場合が多い気がします。

オタク文化そのものがある種の学生気分を作っているというか、
いつまでも学生のままでいたい、気楽な学生のままの気分に
浸り続けたいという願望に支えられている気がしてなりません。

それが故に今のアニメは学園モノや美少女アニメが多いの
ではないかと思うのです。
主人公たちが学生でない場合のほうが少ないですからね。
宇宙にいようが、異世界へいこうが、近未来であろうが舞台は全て
学園です(学園モノでなくても)。

少年や少女ではなく、あくまで学生です。
なぜ学生なの──? 
思わずきいてみたい想いにかられるほどです。

学生気分のままでいたい願望と、今の学園モノ偏重のアニメ
とは無縁ではない気がします。
もちろん学園モノが悪いわけではないですが……。

昔、精神分析学の小此木敬吾さんが「モラトリアム人間の心理」
という考えを提唱されていました。
気ままで自由な学生生活から抜け出すことを嫌がる学生の心理
についての分析でしたが、のちに学生を卒業してもその気分が
社会全体に蔓延しているというようなことを書いておられました。

アニメ監督の押井守さんなんかが時々、アニメの中でこの
「モラトリアム」という言葉を使いますね。

経済学で言うところの、執行猶予期間と言うことなのですが、
青年期を実社会へでるまえの執行猶予期間ととらえて、色々な
可能性を試せてかつ責任を問われないという社会的に守られた
期間であるという考え方です。

この気ままで気楽な生活からでようとしない若者たちの心理を
精神分析という学術的手段で説明しているのですが、今では
アニメとつながることで学生時代を卒業してもずっとその
気分のままでいられるというような装置として「オタク文化」
はあるのではないかと感じられました。

つまり「モラトリアムの心理」が、大学生を中心とした心理で
あるのに対して、「オタク文化」はいつまでも心理的に擬似的な
学生気分に繋がり続けことができる装置として位置しているの
ではないかということです。
「エヴァンゲリオン」風に言えば、補完装置とでもいいますか。

確かに、学生の頃にくらべて実社会というものは楽しいものでは
ありません。
学生の頃のように将来の夢が当たり前に存在し、輝かしい未来が
あるはずだと思えた頃にくらべるとなんとも色褪せてつまらない
ものです。

良く「世の中そんなに悪くない」とか、「人生とは素晴らしい」と
か言う人がいますが、本気で言ってるのかと思えますよね。
どの時代の世の中を示しているのかわかりませんが、現実
から遊離したとても浮世離れした意見です。

実社会は無条件に輝かしい未来を提供してくれるところでは
ありませんからね。
学生の頃のように、まだ始まっていないからこれからだという
ような世間的にも認められた青春という楽しみも希望も与え
てくれませんから。

夢は苦痛を伴い時には血みどろになって手に入れなくてはならない
のが、実社会です。
失うものは多いですが、得るものは少ないという非常に不平等で
理不尽な世界でもあります。
誰かが作った勝手なルールに無理やり従わせられるのですから。

あらゆるところに夢を食い物にする産業が存在し、未来ある
多くの若者がその罠にかかる姿を嫌でも目にします。
経済活動というのは人を食い物にして成り立っていて、その良い
獲物は若者であったり弱者であったりする訳です。
だから一概にこれらの補完装置が悪いとは言い切れない。

実社会に出たくなくて一年留年するとか、大学院を八年以上も
行っていると言い張っている人物を知っています。
大学院はそんなに長く居続けられませんよ。

丸わかりの嘘なのですが、なにかこう、そういう学生ですから
という逃げ道が欲しいというのが態度にありありと出てい
ました。

分かっているのに騙された顔をするのも疲れるほどでした。
今なら間違いなく「いい加減嘘はやめろ」と言うでしょうね。

なにごともいきすぎるのは良くない。
あまりに度が過ぎればただの人迷惑でしかなくなります。



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この人物達がオタクであった訳ではないですが、ここまでして
学生でいたいのかというある種の固執というか、病のような
ものを感じるのです。
そういう立場に自分を置きたがる。

それは現実に学生であり続けるということではなく、そんな
風に自分を騙し続けるというか、思い続けたい訳です。

そんな心理がバックグラウンドにあって今のアニメが大量生産されて、
オタク文化と強固につながっているのではないかと言うことです。
つまりの成長や成熟を拒否している。

現実逃避のメカニズムですね。
思いっきり後ろ向きです。

そして「コミケ」をはじめ同人誌即売会というイベントは、
これらの補完装置としての学園生活の一大イベントである
文化祭ではないかと考えるのです。

つまり同人などを生み出す「オタク」文化は学園生活で、「コミケ」
はこの学園生活における楽しい学園祭なのです。
だからあれほど「コミケ」にこだわり執着するのではないかと。

ですからたいして面白くもない「コミケ」をあれほど美化したり賛美
するのではないかということですね。

学園祭は外からきた人が楽しめる場ではありません。
同じ学園に通う学生たちがもっとも愉しい催しもので、関係ない
人が見ると愉しくも何ともなかったりしますからね。
それに近いと思えます。

ずいぶんと昔ですが、アニメ監督である押井守監督の劇場版アニメ
「うる星やつら・ビューティフルドリーマー」という映画を見て、
この監督は「オタク」の心理を鋭く突いてくる人だなと感じました。
「ビューティフルドリーマー」は押井監督の初期のアニメ作品です。

内容は諸星あたると宇宙人ラムちゃんが通う友引高校での
出来事。
学園祭前日をむかえて浮かれているのですが、実はこの
学園祭前日という1日を何度も繰り返していたと分かる。

誰かの夢の中にいるのではないかと主人公たちがドタバタを
繰り返しながら暴いていくという非常に示唆に富んだアニメ
作品でした。
サークル活動を始める前の作品ですが。

その後、押井監督の書いたアニメの現状についての記事も
何度か読んだことがありますが、やはりと思わせられましたね。
まったく同感です。
言いたいことを代弁してくれているような気がしました。

そしてもう一人、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督も
同じです。
押井監督が「オタク」文化を俯瞰で外から見ているのに
対して、庵野監督は内側から描いている感じがします。

もっともこの庵野監督はまだアニメーターになる前、
ダイコンフイルムの制作に関わっていました。

「ダイコンフイルム」とは、現、「ガイナックス」の前身であり
アニメなどの自主映画制作集団です。
この中に当時大阪芸術大学に在籍していた庵野監督など後にプロ
となり有名になった人たちが加わっていたという経過があります。
 
この「ダイコンフイルム」は、大阪で開催されたSF大会「DAICON 3」
などで制作したアニメや映画が上映されています。
1980年代でしたが、オープニングアニメは大変有名なもの
でした。

当時の「ダイコン」には筒井康隆さんのような作家さんたちも参加
されていましたが、色々と問題もある「ダイコンフィルム」でもあり
ましたね。
今考えてみれば当時の主催者であるゼネラルプロダクツの
メンバーなども「マニア」と呼ばれる人々でした。

オタクと呼ばれる人種はこのマニアをかなり薄めて、アイドル
ファン化させたような感じがいたします。
当時の「マニア」たちを思い出すと、酷くめんどくさくて厄介
な人たちで、自分も含めて余りよい印象はありません。

サークル活動を始めた頃は、最初、「コミケ」は「ダイコン」みたい
なものかなと思っていましたから。
この運営スタッフと初期の「コミケ」運営スタッフの一部が重なる
とは、当時関わっていた方が話していましたね。

「ダイコンフイルム」も「ゼネラルプロダクツ」もともに今のオタク
文化の牽引者みたいなものですからね。
ですから庵野監督がオタク文化を内側から見ていてもおかしくは
ないでしょう。

それが故に「オタク」と呼ばれる人たちを強い力で魅了した。
まさにこの手の人種をカルト宗教なみに熱狂させたといって
良いでしょう。

「エヴァンゲリオン」はまさまにオタク文化が夢見た白昼夢
そのものだったのかもしれません。
そう考えると、納得させられることが多いのです。

この「エヴァンゲリオン」に関しては、次の回でもう少し触れたいと
思います。
とても印象深いことが多かったですし、今まで書いてきた
オタク文化が凝集しているような所がありますので。

少し寄り道いたします。



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