まず同人ですが、これは現在では非常に幅広いと思います。
インターネットの普及が大きく影響し、ネット環境がないころ
の同人活動とはその質も裾野の広がりかたも大きく違っている。
これからは大きく分けてインターネット普及前と、普及後に分けて
解説していきたいと思います。
それくらい大きく違ってくるからです。
同人に関わっている人でも、この違いを実感している人は少ない
気がします。
まずはインターネット普及前から──。
インターネットもパソコンもまだ普及していなかった時は、
同人イコール同人誌で、小さな印刷所に製本してもらった同人誌
が一般的でした。
ここでいう同人とは、もともとアニメや漫画、SF作品のファンジン
が始まりで、文芸誌の同人誌とは違ったものです。
制作者たちは数名程度でサークルを作り、これらの同人誌を
制作するのが普通でした。
古くはコピー本(コピーした原稿を自分たちで綴じて)手作り
したものもありましたが、殆どは小さな印刷所に製本を依頼する
オフセット印刷の同人誌です。
これらを同人誌の即売会場で発売したり購入したりするのが
主な活動でした。
もう一つは通信販売。
これも後でもう少し詳しく解説しましょう。
小さな即売会は二十サークル参加低度の小規模即売会から、
大きくはコミックマーケットに代表されるように数千サークル
が参加して、一般の来場者が十万人を越えるという大型即売会
もあって幅広いですね。
そして大きな即売会の殆どが全ジャンルを扱っているのに対して、
小規模即売会はあるジャンルに的を絞って即売会を開催している
場合が多い。
これらをオンリーイベントと呼んでいます。
このオンリーイベント(即売会)というのは、女の子の好きなBL
のみだとかブリキュアだとかの人気アニメのあるタイトルだけを
集めた即売会のことだとかを示します。
鉄道やミリタリーオンリーなんてのもそうですね。
そして18禁同人誌(エロ同人誌)に対して、全年齢層を対象に
しているものを創作系同人誌(非エロ&非パロディ)と呼んだり
もします。
大型イベントでは、やはりダントツでコミケ(コミックマーケット)
が超有名です。
テレビニュースや雑誌なのどでもコミケが取り上げられている
こともあるのでコミケという言葉を知っている人は多いと思います。
ですがこれも同人と同じで、実際のところを知らない人が多いですね。
皆さんスルーしてなんとなくわかった感じのままの人が多い。
一般的に……。
だから時々、このてのことに詳しいので話しを聞かれたりするのです。
だからどこの即売会でもすべて「コミケ」と呼んでいたり、コスプレ
も「コミケ」だったりします。
コスプレはコスチュームプレイの略ですが、これも良くきかれるので
別にまた解説したいと思います。
同人と同じくらい「コスプレ」も人気がありますから。
裾野の広さは同人よりも広いかも知れません。
まあ、これほど有名なコミケですから、コミケを中心にして
即売会のことなんかを解説していきましょう。
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