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怪獣倶楽部~空想特撮青春記~ | 1970年という時代

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ウルトラシリーズ

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『怪獣倶楽部~空想特撮青春記~』


今回は前回に引き続いて、ちょっと変化球な作品のご紹介です。

特撮作品そのものではなく、特撮が好きなマニアたちの集まりをコメディドラマ化
した作品です。

ずいぶんと以前に、「ウルトラマンを作った男たち」というスペシャルドラマ
がありましたが、あの作品と同じようなアプローチの仕方をした作品ですね。
また半ドキュメンタリーなのも同じです。



この作品に登場している人物たちにはモデルがいるそうで、現在は業界関係者
として活躍しているそうです。
また実際にあったエピソードも作中で使われているそうです。


そして毎回、「金城」さんという言葉を登場人物たちが語っていますが、
ここで少し補足しておきます。

「金城哲夫」さんとはウルトラシーズの生みの親のような有名な脚本家です。
沖縄出身の方でウルトラシリーズが終わってから沖縄に帰られます。

そして37歳という若さでなくなっています。


また話の中でウルトラの兄弟というような台詞もありますが、第一期ウルトラ
シリーズには兄弟という設定はありません。
ですから今のウルトラシリーズから付け足されたものですね。

後で作られた設定なのですが、当時のライターはこれをいやがっていました。


この物語にストーリーとかはあってもないようなものです。
また全四話と話数も短いものです。

単純に特撮作品を鑑賞して批評するための同人誌を作っているグループの
物語だからです。

ですからご紹介するストーリーはありません。
正直、需要があるのかどうかも分からないですね。

していてというか主人公というか、狂言回し的な「リョウタ」に恋人がいるの
ですが、それを仲間に隠しているというのが一貫して描かれています。


批評する作品は第一期ウルトラシリーズで、ウルトラマンとウルトラセブン
の二作品です。

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◆補足説明。



「怪獣倶楽部」というのは実際に存在していた同人グループらしく当時は
同人とは呼んでいなかったはずです。

ファンジンが同人誌の名称としてもちいられていたと記憶しています。

現在の同人誌と昔のファンジンを比較しながら説明していけば、当時は
まだ「オフ印刷」は素人が簡単に手を出せなかったと思います。


今でこそ当たり前のことでも、当時は大変な作業でパソコンはおろか
ワープロでさえまだ普及していなかった時代ですから文字なども手書き
ですし、コピー機もまだなかったですね。

コンビニもなかった時代です。
ですから全ての作業が手作業で大変だったと思います。

自分が同人サークル活動を始めたのは1990年くらいで、正確にはそれ以前
からある程度の関わりがありました。
当時はワープロが普及し初めた時代で今でも当時使っていたワープロはまだ
残っています。

今のように当たり前のようにパソコンが使えたならば高品質なものをより
スピーディに作れたと思いますが、我々の時代でさえしっかりした同人誌
を作ろうとすれば大変な労力を必要としました。

生ぬるい遊びでできる範囲のものではなかったですね。


そういう意味ではパソコンが普及してから飛躍的に良くなってはいるの
ですが、相変わらずコミケ参加を目的としたような表紙だけ凝った内容も
分量も薄い同人誌ばかりなのは変わっていないようです。

昔は表紙さえまともなものが作れなかったですから。


ちなみにオフ印刷が普及し始めたのは1980年半ばくらいからだったと思います。
同人誌人気が出始めてから、印刷会社がスポンサーとなって小さな即売会が至る
所で開催されるようになってきました。

これを指摘する人は少ないのですが、小さな印刷会社は自らの仕事を広げる
ために自ら即売会のスポンサーをしていました。


今の同人人気はアニメ人気に伴って現れてきたもので、特撮関係は日陰のみ
と言えると思います。
アニメ人気によって、商業関係でも特撮は片隅に追いやられていったような
ところがあります。


また本格的な同人誌人気は、アニメ人気もさることながらパロディ人気であり
なによりも18禁人気によって沸騰してきたものです。

もし今、18禁作品がなくなってしまったら急速に同人人気はなくなっていく
と断言できますし、18禁作品が作られてこなければ同人市場すら生まれて
こなかったと思います。

これはボーイズラブも含まれますが、18禁作品あってのオタク市場でもあるのです。


この「怪獣倶楽部」の時代は特撮というよりもSF人気が台頭してきたころで
当時はSF関係の雑誌なども沢山出版されていました。
個人的にも一番SF関係と接していた時代でした。

まだコミケは存在しておらず「ダイコン」、つまり日本SF大会が活発に
開催され始めた時代です。

「コミケ」はSF大会から派生独立していったようなところがあって、当時
SF大会に関わっていた人が話していましたね。

それもあってサークル活動を始めたときはSF大会に近いものだと思って始めた
のですが、実情はまったく違ったものでした。


ドラマ内では「ウルトラセブン」をラジカセで音だけ録音しているという
シーンがありましたが、ウルトラセブンは1967年放送ですから、この物語で
描かれているのは再放送ということになります。

ラジカセは確かに人気がありましたが、それは音楽を録音してダビングしたり
ラジオの深夜放送に人気があったからです。

好感度のラジオがいろいろと発売されていました。


当然ビデオのような録画メディアは何一つなかった時代です。
ビデオどころか、テレビもまだ完全にカラーテレビが普及しきってはいなかった
ですね。

電話もまた同じで、いまように一人に一台スマートフォンの時代ではなく全世帯
に電話が行き渡ってはいませんでした。

第一期ウルトラシリーズはモノクロでした。



このドラマの1970年は日本で初めての万国博覧会が「日本万国博覧会(大阪万博)」
として開催された年でもあります。
沖縄がまだ日本へ返還されていませんでした。

戦後復興の国策の一つとしての東京オリンピックに引き続いてのもので、
日本としても今と違って一大イベントとして強く意識されて開催されていました。


個人的なことですが、オリンピックもそうなんですが、万博にもあまり良い
想い出がありません。
オリンピックは学校の授業で歌を歌わされたり、万博は卒業記念に関係する
ものを作りました。

今では信じられないでしょうが、当時はそれほど日本全国が注目している
力の入った一大イベントでもあったのです。

ウルトラマンではゴモラが万博に運ばれる話もありましたからね。
それくらいいろいろなメディアでオリンピックと万博は取り上げられていました。


この時のことを思い出して今のオリンピックを考えると、過去の成功体験をいつ
までも引き摺っているだけだと思います。

まったくピント外れのような気がします。


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◆迷走解説。


個人的には1970年はいろいろな想い出が入り交じった時代でした。

公害がピークに達して規制が次々と起こり始め、大学紛争が終息に向かい
それにともなってフォークソングが流行り始めた時代でもあります。

そして原発による核開発が活発に行われてきた時代でもあります。

この時の原発の嘘が、半世紀近くたってから「東日本大震災」による
原発事故として露呈しました。
自分たちはこの嘘を見抜いていたのですが、当時これを指摘した我々をどれだけ
の人間が憶えていることやらです。


この時代を境に科学万能の幻想が幻滅へと変わっていったように感じます。
全体的に厭世観のようなものが漂い始めていました。

つまり現実が嫌でも見えてきた時代でもあったのです。
それ以前の時代は、物質的に何もないけれど希望と期待だけは溢れるほどあった
時代です──それしかなかったと言い換えても良いですね。

そういう意味では、ドラマで描かれている映像や物語に当時の面影を見いだす
ことはできません。



なぜこういう時代ということを迷走解説で申し上げているかというと、
若い世代に昭和という時代に漠然と憧れを抱いている人が少なくないことが
分かっているからです。

実際を知らない人たちの良いとこ取りをしたような憧れではあるのですが。

確かに今のように規制規制と普通で暮らしているだけで首を絞められているかの
ような息苦しさがない、ある意味干渉されない心地よい時代の空気もありました。

しかしながらウルトラシリーズが始まった頃にはすでにそんな空気は過ぎ去って
きていましたし、公害問題はますます深刻化していました。
ゴジラでさえ公害怪獣のヘドラと戦う時代でした。



ウルトラシリーズの頃と昭和の憧れをごっちゃにしている人が殆どですが、
憧れの昭和は「月光仮面」や「まぼろし探偵」の頃ですね。

我々よりも上の世代、今は60代の後半から70代の前半にかけての人たちが子供時代
を過ごしたはずです。

我々でなんとかそういうものを僅かに知っている程度です。

今70歳くらいの人たちは昭和の一番良い時代を子供時代として過ごした
世代ですが、この人たちが学生運動に参加し、そして社会人となってからは
バブル景気を支えた中心的な世代です。

この世代は何でもかんでもイケイケドンドンだった訳です。
一番社会に影響を与えた世代だと思います。


第一期ウルトラシリーズは我々にとってはウルトラシリーズそのものなのですが、
ウルトラセブンはその中でも特別な位置にあります。

ではなぜウルトラセブンがそんなにもしっかりと心の中に根付いているのかと
いうと、やはり当時の時代背景をしっかりと裏側まで描いているようなところが
あったからです。

あのアンチヒーローである逆説的物語は、子供であった我々もいまだに心の奥に
残っています。


そしてなによりも風景そのものがあります。

この「怪獣倶楽部」にはメトロン星人が出てきますが、セブンの「狙われた街」
のメトロン星人でも工業地帯の廃液に汚れた河にセブンとメトロン星人が反射
して映っているシーンがあります。

工業地帯のようなシーンはセブンでは登場してくる機会が多いのですが、
子供であった我々が日々遊び回っていた場所は本当にこういう場所でも
あったのです。

河に近かったせいで中小、零細も取り混ぜて周りは工場ばかりでした。


そんな工場に挟まれた小さな公園があったのですが、その公園で隠れん坊をして
植木の間に隠れると白い服なら必ずグレーのスジが入りました。
それは立木の葉っぱに煤煙が積もり、くすんだ緑でそれがふくにつくからです。

学校でも夏の昼間などには光化学スモッグの注意報がでると校内放送が流れて
生徒たちは教室に入るように指示されていました。

また飛行機も空港への着陸コースになっていて、夜中でも頻繁に旅客機が低空飛行
していました。
なれてしまって我々には当たり前でしたが、騒音なんてやわなレベルのものでは
なかったですね。

夜には低く飛ぶ飛行機の窓の明かりが見えたほどです。

我々のような公害の真っ只中の子供にとってはこれが当たり前の心象風景でした。
まさにセブンと宇宙人以外はボロアパートも実在しており、セブンの存在感は他
とは違った格別のものなのです。


セブンを見るたびにその当時の情景がはっきりと蘇ってきます。
ですがあれだけ沢山あった工場も今では全てなくなっています。

その痕跡を探すことさえできないほどで、見事に消え失せてしまって、ある種
の喪失感と苦い痛みが伴う想い出となりました。


こうやって見ていくとある程度この先の50年というものが予測できるのですが、
少なくとも人工知能やロボット技術の進歩で作られるバラ色の生活はやって
こないことだけは分かります。



そして最後になりますが、このドラマにはゼットンやメトロン星人が出てきます。
等身大の大きさなのですが、怪獣と違って人間と同じ大きさで不自然さを感じません。

漫画「ULTRAMANN」はこういう星人たちが出てきますので、実写としても
まったく問題ない思えます。

ぜひ、作品化してほしいですね。



それでは、また次回でお会いしたいと思います。

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