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ブレードランナー 2049 | カルト的人気作品の続編

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ブレードランナー
原作 フィリップ・K・ディック
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『ブレードランナー 2049(原題:Blade Runner 2049)』



制作総指揮、「リドリー・スコット」
監督、「ドゥニ・ヴィルヌーヴ」
主演、「ライアン・ゴズリング」

前作の主演ハリソン・フォードが引き続きリック・デッカード役
で出演しています。

なお、この映画は前作、「ブレードランナー」の続編です。
原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」には続編がありませんので、
ストーリーなどはオリジナルです。


第90回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、2部門を受賞した作品です。



あらすじ──。


2020年、多くの反乱を起こした「ネクサス6型」レプリカント達は寿命年限
を迎え死滅した。タイレル社は年限を設定していない「ネクサス8型」を市場
に投入したが、人間至上主義運動が興った結果、レプリカントと見なされた者
が私刑虐殺される事件が相次ぐ。

2022年、アメリカ西海岸で何者かにより高高度核爆発が引き起こされ、EMP
のために電気通信インフラとあらゆる電磁気記録が破壊される「大停電」が発生
する (『ブレードランナー ブラックアウト2022』) 。翌年、レプリカントは
法律で製造禁止とされ、タイレル社は倒産する。

2020年代中頃から環境破壊が深刻化、世界的な食糧危機が発生するが、科学者
ニアンダー・ウォレスが遺伝子工学を応用した合成食料の技術を無償公開、
合成農場が多数建設され解決に向かう。

2036年、ウォレスは旧タイレル社の資産を手に入れ、政治家に働きかけて
レプリカント禁止法を廃止させ、より従順で寿命制御も可能な「ネクサス9型」
の製造を始める( 『2036: ネクサス・ドーン』)。

2049年、地球の異常気象と生態系崩壊は更に進行していた。ロサンゼルス
は海面上昇で陸地が多く失われ、内陸に後退した市街地は巨大な防波堤に
囲まれ、6月でも雪が降っていた。LAPDの「ブレードランナー」として旧型
のレプリカントを「解任(抹殺)」する職務に就くネクサス9型レプリカント
のKは、人間や同輩のレプリカントからも蔑まれ、ウォレス社製の家庭用AI
であるジョイのホログラムを恋人として過ごす孤独な日々を送っていた。

ある日、Kはロサンゼルス郊外で合成農場を営んでいた逃亡レプリカント
のサッパー・モートン( 『2048: ノーウェア・トゥ・ラン』) を「解任」
するが、その庭にある枯木の根元深くより箱を発見する。中身は遺骨で、
検死の結果帝王切開の合併症で約30年前に死亡した女性であった。
しかし、遺骨を更に詳しく調べたところ製造番号が刻まれており、
レプリカントであることが判明する。

レプリカントの出産は前代未聞であり、Kの上司のジョシ警部補は事実公表
によって起きるであろう社会混乱を憂慮し、Kに事件の痕跡をすべて消すよう
にと命令する。彼はウォレス社を訪ね、過去の記録から遺骨は2019年に逃亡
したレプリカントのレイチェルであること、逃亡直前にLAPDの元ブレードランナー、
リック・デッカードと恋愛関係にあったことを知る。
ウォレスは、タイレル博士が確立していたレプリカントの生殖技術を以前
より欲しており、片腕であるレプリカントのラヴにレイチェルの子供を
見つけ連れて来るよう命令する。

ここからKとラブによる「リック・デッカード」の争奪戦となっていく。



SF映画

フィリップ・K・ディック

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◆迷走解説。


この「ブレードランナー 2049」はとても見たい映画の一つでした。

ただ、前作のブレードランナーの監督である、「リドリー・スコット」
ではないのでかなり心配していた作品でもあります。

もともとリドリースコット監督は好きな映画監督の一人でもあるので
直接監督しないというのが気になっていたのです。

どうやらリドリースコット監督は「ブレードランナー」よりも「エイリアン」
の方に力を入れているようで、第一作の「エイリアン」へと世界観を戻す作業に
労力を注いでいるようです。

「エイリアン」は第一作からは随分枝分かれしてしまってリドリースコット監督
のエイリアンとは違う作品になっていますから。


そして、果たしてどういう出来かと思って見たのですが、これはこれで良かった
ですね。
ただ前作のファンの中には、嫌う人もいるのではないかと思います。

それは設定は継承していますが、前作とは世界観が違うからです。
また、カルト的に人気の作品にはマニアのような人がいて、そういう人は
他のものを拒絶するので何をもって来ても同じです。


前作の「ブレードランナー」の世界観とは、旧作を継承しつつも逆の
世界観を提示しています。
前作は混沌と退廃したイメージの世界観が主でしたが、新作の続編は静謐な
世界観が加わっています。

静謐なイメージで有名な作品は、「二千一年宇宙の旅」が有名です。

大きく分けてSF映画には二つのイメージの作品があると思います。
一つは未来的で管理されたちり一つないきれいな世界観があるSF映画と、
もう一つは猥雑で混沌としているSF映画です。

今作の「ブレードランナー」は混沌と退廃ではなく、管理されたディストピア
ですね。


原作である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」でも同じで、
原作者の「フィリップ・K・ディック」は今でこそ、サイバーパンクの
先駆者として知られていますが、当時はサイバーパンクという言葉も
なかったですし、終末SFと言われていた時代でした。

原作が描かれた時代は「1968年」で、当時は破滅テーマや終末テーマの
SF作品が多く書かれています。
この時代がもっとも終末SFが作られていたのではないでしょうか。

作中で人類が何回滅んだか分かりませんし、当時のアメリカのSF小説の
編集者も新人作家の売り込みが終末テーマばかりでウンザリしていると嘆い
ている記事を読んだことがありました。

その中の一人に「フィリップ・K・ディック」も入っていたはずですが、後に
映画でヒットする作家になるですね。


ブレードランナーの原作である──アンドロイドは電気羊の夢を見るか──
だけではなく、「ブレードランナー」、「トータル・リコール」、「スキャナー・
ダークリー」、「マイノリティ・リポート」もディックの作品が原作です。

「フィリップ・K・ディック」は貧乏な作家生活をおくっていて恵まれない
ままの作家人生だったのですが、彼の死後すぐに「ブレードランナー」が作られて
ヒットしています。

確か58歳でなくなっていると記憶しています。
もっとも当時のSF作家は皆、貧困に苦しんでいました。

その後もヒットしたSF映画が続くのですが、原作者は自分の作品が映画化
されたことを知らずに終わっています。
原作者にとってはなんとも皮肉で残念な結果で終わっているのですが、
ディックの作品的には妙に似合っているように感じてしまいます。

こういう不幸な作家は有名な作品には多いのですが、作家の立場から言えば
やはり生きている間に日の目を見たかったと思います。


映画でも1960年代が一番破滅テーマのSF映画が作られています。
「渚にて」や「頭上の脅威」といった名作もこの時代の作品だったはずです。

SFでは古典となってしまいましたが、「トリフィド時代(1951年)」も
1960年代に映画化されています。
この時代の映画にはイマジネーションを強く喚起される作品が多いですね。


話は戻って「ブレードランナー」ですが、決して原作を忠実に映画化している
訳ではありません。
むしろ旧作では「リドリー・スコット」監督のイメージが強い作品です。

また、映画はハードボイルドタッチに展開していますが、原作ではそれも
感じません。
「リドリー・スコット」監督のオリジナルである点が多いのです。

これは「ブラックレイン」を見ると分かります。
「ブレードランナー」はリドリースコット監督の世界観です。


原作はもっと退廃しているイメージで、当時はまだ大脳にダイレクトに
つながるようなデバイスがSFの中で発想されておらず、テレビもブラウン管
でした。

放射能の混じった灰が降るとか、多くの生物が死滅していたり、生き残りの
「クモ」が高い値段で闇取引されるなど、人類の終焉感が強いですね。

今のサイバーパンクの世界では、脳へダイレクトつながるディバイスが当たり前
なのですが。

日本でもまだカラーテレビが完全に普及していなかったと思います。
ディックの作品の中で、老人が死んで遺産を残す相手がテレビであったと
いうシーンがあるのですが、当時はテレビが王様でした。

そして登場人物も世界観も未来に希望を失うような作品ばかりです。
その世界観を忠実に映像化するのは好ましくないだろうと感じるもの
ばかりだった思います。


最後に「ブレードランナー」はカルト的な人気を誇るSF映画です。

この続編である「ブレードランナー2049」も前作を裏切りはしなかった
作品だと思いますが、興行成績はイマイチでした。
ですが前作の「ブレードランナー」も興行成績はビッグヒットと呼べる
ものではなかったのです。

動かしがたいカルト的人気作品というものは、決して多くの人に受け入れ
られる大ヒットした作品ではありません。
それはアニメでも言えると思います。

これをごっちゃにしている人が殆どですが。

大ヒットしている作品は我々が見た場合、どちらにも振り切れていない穴の
多い作品だと言えるかも知れません。
でも逆に、その隙が大ヒットする要因ではないかと最近では考えています。

この作品は、色々と考えてしまった作品でした。

それでは次回でまたお目にかかりたいと思います。

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