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Fate/Apocrypha | ノベルゲーム発信のアニメ

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『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』



今回はアニメ、「Fate/Apocrypha」です。

この作品についてはよく知りません。

ですが「Fate/Zero」がすでにアニメ化されています。
このアニメには直接的には関係ないようですが、同一世界観で作られている
アニメです。

原作は「東出祐一郎」さんの小説で、この「聖杯戦争」という世界観は
ビジュアルノベルとして作られたもののようです。
ゲームに関してはまったくの無知で、どのような作品があって人気があるの
かなど知らないことだらけです。


この作品の大元が、「Fate/stay night (フェイト・ステイナイト)」
という2004年1月30日にTYPE-MOONから発売されたコンピューターゲーム
だそうです。

ジャンルは伝奇活劇ビジュアルノベルです。


このビジュアルノベルはノベルゲームですが、基本はテキストを読み進めて
行くものですからノベルの一つのタイプといっても良いものかも知れません。

これらの作品はビジュアルノベルや普通の小説作品となったり、そしてアニメ
となっていた経過があるようです。

最近は原作がどれなのかよく分からない作品がけっこうあります。



この作品では───。

第2次世界大戦の混乱に乗じて、冬木の街より強奪された聖杯を象徴に掲げる
ユグドミレニア一族は、魔術協会からの独立を宣言する。怒れる魔術協会から
刺客が送り込まれるものの、ユグドミレニア一族が召還したサーヴァントにより
返り討ちにあう。しかし、生き残った刺客の手により聖杯戦争のシステムが変更
され、魔術協会側もサーヴァントを召還することが可能に。かくして、7騎対7騎
というかつてない規模の戦争──「聖杯大戦」の幕が上がる。



───というストーリーです。



この物語の中心である「聖杯戦争」は、ゲームとして企画されていたものですから
メディアミックス的な作品なんでしょうね。

この作品のここら辺の事情はよく分かりません。

とにかくいろいろな作品展開があるようです。

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◆迷走解説。


最近ですが、このような制作方法をとる作品が増えてきたように思います。
一昔前には考えられないタイプの作品ですね。

アニメの制作本数の多さやゲーム制作、また漫画やノベルなどの作品展開する
媒体が多くありますのでこの数はこれからも増えてくるでしょう。


最近というか、我々がサークル活動をやめてからの話になりますが、時々
ある種の同人的なにおいのようなものを感じさせる作品がありました。

この「Fate」も同人発信の作品だそうで、これに関しては個人的にも納得
です。

「空の境界」もそのにおいを感じさせるものだったのですが、この「Fate」
もその一つでした。
それには一つ理由があって、人を愉しませることより自分たちの楽しみを優先
させているような面が感じられるのです。

自己満足が優先されている感じですかね。


自分たちもサークル活動を始めた頃は、少し似たような設定の作品を同人誌で
やっていたこともあって、当時に今と同じようなデジタル環境などが揃って
いたら作っていたかも知れない作品もあります。

それを思うとあの時、これがあればああいうこともできたのにというような
思いも頻繁に感じさせられます。

ですがこれは今も同じですが、オリジナリティの強い作品は同人では受け入れ
られないものですからね。
やりたかったことの殆どがオリジナルとなると苦しいだけです。



話戻って──個人的には「Fate/Zero」の方が好きですね。

このように魔術による「聖杯戦争」という設定を軸にするといろいろと物語は
広く展開できます。
これはこれでとても面白いのですが、では作品個々の面白さはといった場合
に疑問が出てきます。

物語を複雑に絡み合わせてと言う方法はこの設定ではやりやすいのですが、
見る側としては面白さが薄まるかも知れないからです。

作る側は楽しいのですがねぇ──。



これは元々、アメリカなどでは昔からある方法で、一つの作品の世界観と設定
で複数の作品を描いて行くなどはありました。

有名な作品ですと、「クトゥルフ神話」という架空の神話体系があって、
これを元に複数の作家が物語を描くと言うものがあります。
アニメ「這い寄れニャル子さん」の元ネタでもあります。

これは作られてから半世紀以上が過ぎていますが、いまだに続いている作品
ですね。


マニアがいるほどで、これもやはり作る側の人間が好きな作品です。
「コズミック・ホラー」などとも呼ばれているマニアックな作品体系です。

ですがこれはこの「神話体系」を知っていて、または好きだから面白い
のであって、知ってはいるけどさほど面白いと感じていない自分のような
人間が読むとそれほど面白いとは思えないのです。

つまり設定が面白いのであって、作品単体がさほど面白いとは言えなくなって
来るからです。
ハマる人は凄くはまるのですが、広く人気を得ることは難しいタイプのですね。


また逆に、「オズの魔法使い」のように作品単体が面白くて人気があり、
その根強い人気が故に作者が亡くなってからでも別の作家たちが書き続け
ているという作品もあります。

個人的にはこちらの方が好きですね。


これに近いと言えば、アニメで言えば「ドラゴンボール」かも知れません。
原作は終わっていても、アニメでまだ続いているという超がつくような人気
アニメです。

ドラゴンボールのようにバトルを中心軸に据えたことが、この「聖杯戦争」
が成功している一つの要因でもある気がします。

変な話ですが、いい加減な話でもバトル的展開を持ち込むと作品としてある程度
形になるという便利な設定であるかも知れません。
それ故にあまり安易にやってほしくなくて、そういう意味では現在放送中の
「Re:CREATORS」の方が面白いと思いますし、好きですね。


「Re:CREATORS」を含めて数本以外は、けっこう早送りで見ている程度です。
この「Re:CREATORS」は頭からしっかりと見ていますが、アニメ制作が追いつかない
のか、総集編やらが増えています。


大事なのは設定の面白さが優先されすぎると、それに縛られて面白い作品を
作れないのではないかと言うことです。

これは一時期、この展開にこだわっていたことがあるので自分への戒めも込めて
最近はそう考えるようになりました。



それでは今回はこれで。次回にまたお会いいたしましょう。

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サクラクエスト | 田舎神話の実態

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「サクラクエスト」


今回はアニメ、「サクラクエスト」です。

このアニメはあまり詳しくは知りません。
ですが最近増えている、お仕事シリーズの一つのようです。

制作は「P.A.WORKS」で漫画原作のようなものはないようです。
どちらかというと企画先行のようなアニメですね。

この制作会社は「花咲くいろは」「SHIROBAKO」というアニメを成功させて
おり、「花咲くいろは」に関しては地元とタイアップしているところがあって
聖地巡礼などで成功しているようです。



あらすじ──。


就職活動に苦戦していた木春由乃は、以前アルバイトで登録した派遣事務所から
の依頼を受け、田舎町・間野山で国王を務める事になる。間野山はかつて観光客
で賑わっていたが、今では寂れていた。由乃は間野山で出会った四ノ宮しおり、
元女優の緑川真希、商店会会長の孫の織部凛々子、WEBデザイナーの香月早苗たち
と共に間野山を再び活気づけようと企画していく。


──と言うものです。


早い話が、田舎町の観光大使に就任したヒロイン達を中心に、廃れた「ミニ独立国」
を再興するために奮闘する物語ですね。



ちらほらとですが、このアニメの評判を見ることがあります。
女性に受けているらしく、「癒やされる」という評判をききます。
OLさんなんかにも人気があるようです。


内容的にも、また受け方からも日常系アニメといったところです。
ただし美少女アニメではないので、大人が見る日常系アニメといったところで
しょうか。

原作も企画も制作社会発信のためか、1クールではありません。
こういうタイプのアニメはだいたい2クールに渡って作られているようです。


一昔前ならば絶対ドラマ化されていたような企画ですね。

新人の人気女優を抜擢するようなドラマとなっていたことでしょう。
それが今ではアニメとして定着しているのかも知れません。

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◆迷走解説。



ここからはアニメの話とは違ってきます。

さて、このアニメを見ていて思い付くのは、この王国という設定は実は
昔からあったのです。

アニメではないですが、1970年代に「吉里吉里人」という「井上ひさし」さんの
長編小説がヒットして、その影響でか日本にいくつかこのアニメのような街おこし
的な独立王国のようなものが作られました。

人気のほどは昔のことなので詳しくは分かりませんが。


内容は──東北地方の一寒村が日本政府に愛想を尽かし、突如「吉里吉里国」を
名乗り独立を宣言する──というストーリーです。



マイナーですが、日本の一地方が独立するような物語はわりと最近でも
存在します。

「万城目学」さんの「プリンセストヨトミ」や、「村上龍」さんの
「希望の国のエクソダス」なんかもそうですね。
ものがたりではない現実の話になってくると、やはり「沖縄」が一番
ありそうな地域ですね。

もともと「琉球」ですし、それほど大昔の話でもありませんし。

百年、二百年というスパンで見た時果たして今のままであり続けているか
どうかは分からないところです。



こういう作品がアイデアの下地にあったのではないかと言う気がしますが、
直接的には地方活性化の政府の取り組みからきていると思います。
詳しくは知りませんが、そういう行政の取り組みがあって発展途上国への青年
協力隊のようなものを募集していたはずです。

いかにもお役所的な発想でまったく役に立たないだろうとは思っていました。


そしてそんな取り組みの話も忘れた頃、実際にそれに応募している人のブログ
やそれとは別に失敗したという記事を見てやっぱりと納得したので記憶に
残っています。


地方が活性化しないのは中央に一方的な責任があるのではなくて、むしろ地方
そのものにあるからです。
なんとかしてくれと陳情して出てきた企画なんでしょうが、そんなもので改善
されるようなものではありません。

ブログを読むと、自分も地方の役に立ってやろうと勇んで応募したそうですが、
現実の地方の人たちの温度差に驚き落胆したそうです。
成功するはずもなく、皆、すぐにやめてしまったそうです。

中には地元の住民に、悪者扱いされてなにもする気がなくなったという人も
いました。

それはそうで、行くまでもなく活性化しなければならい地方の人たちが一番
問題意識を持っていませんから。


これは我々が子供だった昔からです。

どうもニュースなどではこの問題は昔から偏向した情報として流されていたように
も感じます。
田舎は良いところ善人の集まり、というようなあり得ない認識を作り出していた
ような気がします。

一種の日本のふるさと神話のようなものですね。


最近では、東京にあれほど人口が集まるのは東京そのものに原因があるの
ではなく、むしろ地方に原因があるのではないかとさえ思うようになりました。

と、いうのも都会から出て行きたい人は昔から多くいましたし、田舎に憧れ
る人も今も多いからです。
でも結局、都会へと戻ってきます。



このアニメで描かれているのは、美談であり、現実を知らない絵空事を
描いているわけです。
理想化された物語です。

仕事をしていると嫌でも分かるのですが、地方から都会へ出てなにか事業を
起こす場合は、大変な競争を経験しなければなりませんがわりと簡単に
できるのです。

つまり妨害などはあまりありません。

ですが都市部から地方へ仕事を興そうとすると、地元の反発がとんでもなく
強くて発展そのものを防げているのは地方そのものなのが分かります。

言わばいつも「棚からぼた餅」的な利益ばかりを期待していて、まともに競争
しようとする意識すらありません。

ものすごく身勝手な理屈と対決することになります。



それでもこういう企画を真に受けて真剣に応募する人がけっこういるという
ことと、こういうアニメを見てまた地方を美化して本気で信じている方が
多いことに驚くことが多々あるのです。


こういう話のようなことが本当にあれば良いのですが、実際はほど遠いことばかり
ですよ。

どうも昔から田舎は美化されて見られすぎてやしないかと思います。
我々が子供だった頃から田舎暮らしを話す人は多くいました。
実際に、移り住む人は今でもいます。

ですが上手くいく人は非常にまれで、知っている限りはまったくいません。

表面的には田舎の設備のなさであるとかいかにも当たり前のことを話します。
ですが現実は、人間関係のトラブルにあってなぜか事実を公表しないようにして
いますね。

これは昔から続いています。

人さえ多く集まればインフラの整備も必要になってきますし、仕事も生まれます。
橋や道路が必要なのではなく、まず最初に人が必要なのではないですかね。



そして何度も感じるのは、アニメを見て実際に田舎が素晴らしいところだと
思い違いをしている人が本当に多いのでショックを受けるのです。

まさかと思うのですが、真に受けているですよ。
実際に移住経験している人の話では、狙うならど田舎ではなく少し都会が一番
住みやすいという話です。


一見、アニメのことでたいしたことではないような問題なのですが、我々が
物心がつく前からずっと続いている根の深い問題でもあったようです。


それでは今回はこれで、次回にまたお会いしたいと思います。

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sin 七つの大罪 | 倒産してしまった制作会社

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『sin 七つの大罪』



このアニメはホビージャパンによるメディアミックス作品です。

「魔王崇拝型コンテンツ」と称されているそうで、「七つの大罪」における
それぞれの罪を司るとされる魔王をそれぞれ女性キャラクター化しているのが
特徴のようです。


このアニメに関してはまったく知識がありません。

アニメ「七つの大罪」の続編かと思って見てみたのですが、まっくた関係
のないものでした。


この作品はストーリーであるとか世界観であるとかそんなものとは無縁です。

キャラクターが全て女性キャラクターになっていて、それも半裸または全裸
で巨乳ということにつきると思います。
深夜時間帯でないとできないエロいアニメ作品です。


まさに、18禁二次創作を作ってくださいと言わんばかりですね。
ですがこういう作品よりも、18禁作品でないアニメを18禁二次創作作品
にするのが同人ファンの嗜好です。

もちろん二次創作されることは間違いないでしょうが。


ここまでになってくるとコスプレするのも難しいですよね。
半裸でバストをむき出しにするというのはそもそもコスプレイヤーも避ける
でしょうし、イベント参加も不可能です。

最近は18禁専門のコスプレイベントがありますから、そういう所ならば
可能かも知れません。
これは我々が同人サークル活動していた時にはなかったイベントです。


コスプレに関しては同人イベントの付属的なイベントではなく、コスプレ
そのものがイベントとして独立し一人歩きしています。
それも独自に進化していてこの「18禁専門」のコスプレイベントもその一つ
だと思います。



また昔は自分の姿形を全く無視して、人気のあるキャラクターのコスプレ
をするものだからまったく似合わないどころの騒ぎでないコスプレイヤー
が殆どでした。

ですが最近は格闘ゲームのキャラクターのコスプレをするにしても、ちゃんと
トレーニングしてしっかり体を作って元のキャラクターに見劣らないように
努力しているコスプレイヤーもいます。

本業がモデルさんであったりとか、海外の方もいますのでアニメやゲームの
キャラクターの容姿に見劣らないのです。

これに関しては昔にはまったく見なかったコスプレイヤーです。
まさにプロの仕事といってよいと思いますし、実際にコスプレでしっかり
生活されています。


からだを作るにも衣装を作るにもお金も努力もかかりますから、ここまで
すれば全く文句のつけようがありません。

見事だと思いますし、昔のように趣味や遊びですからという逃げが全く感じら
ず、プロ意識のようなものさえ感じます。

昔はとにかく自己満足だけでやっている人が殆どで、それに群がるカメラ小僧
たちの気持ちが分かりませんでした。
コスプレは趣味でやっているんだからというのも分かりますが、なかにはいい加減
なコスプレに自分の好きなキャラクターが貶められていると感じている人もいまし
たからね。

正直、人を不愉快にするコスプレイヤーしかいませんでした。


この「sin 七つの大罪」のようなキャラクターのコスプレをするとなると、
かなりの巨乳、いや爆乳でなければならないしプロポーション的にできる
人たちは非常に限られてくるでしょうね。


いるのであれば見てみたいと、正直思います。

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◆迷走解説。


実はこの「sin 七つの大罪」はこのブログで取り上げるつもりはありません
でした。

ですが急遽取り上げたのは、このアニメ作品の制作会社が倒産してしまった
ためです。
このアニメを制作していたのは、(株)アニメーションスタジオ・アートランド
というアニメ制作会社で、6月30日までに債務整理を弁護士に委託したそうです。

放映中のアニメの制作会社が倒産したというのは記憶を探っても見つかり
せんでした。
たぶん今回が初めてではないかと思います。


実際のところ、会社を地方へ移したりとか倒産するのは良くあることなので珍しい
ことではありません。
ただ現在放送中のアニメがというのが珍しいですね。

それにこのニュースを知る少し前に、日本のアニメは「二兆円産業」と報じられ
ており、これについてどこをどうやればそんな数字が出てくるんだと言うくらい
のねつ造情報を流していることに驚いたばかりでした。


その落差というのか、いったいこれらの情報は巷ではどう受け止められている
のかという興味から、今回はこのアニメ作品を取り上げました。

何度もこのブログでは取り上げていますが、アニメ産業は真っ黒なブラック業界
です。
そしてどの制作会社も倒産する可能性を抱えています。

スタジオジブリでさえお騒がせな宮崎監督の引退宣言でアニメーターを減らし、
鈴木敏夫プロデューサーも新しく入社しようとする人たちに待ったをかけなけ
ればならなくなるほどです。

ジブリのようにアニメだけで運営しているとすぐに苦しくなるのでしょう。
とても二兆円市場なんてものではありませんよ。

そうであれば良いのには思いますが───。



ではこの「二兆円産業」という途方もないズレがどこからきているのかと自分
なりに考えてみました。

これはゲーム産業からもって来ているのではないかと想像してしまいます。
ゲーム産業は実に「二兆円産業」なのです。
コンテンツ産業の中でも、利益のとても大きな市場と言えると思います。


それが故に、マイクロソフトのような超がつくような大企業が参入してくる
訳です。
ですがこれについてはあまり誰も指摘しようとしていません。

正直、アニメをクールジャパンと位置づけるよりも、ゲームとした方がはるかに
現実的です。
もっともゲームとなってしまっては、日本だけがと言うわけにはいかずに海外も
となってしまいますが。


つい最近のことですが「アニプレックス」が収益を約三倍に伸ばしていると
いうことで驚きました。

「アニプレックス」は「ソニー・ミュージックエンタテインメント」の
100%子会社で、アニメをはじめとする映像の企画・製作・販売および配給
会社です。

それが人気ゲームブランド・TYPE-MOONと共同運営するゲーム「Fate/Grand Order」
がヒットして一気に三倍もの収益があったようです。
それほどゲームの売り上げは大きいと言えます。



もう時代遅れになっていますが、「ミクシィ」もつぶれかけたことがありました。
ですがソーシャルゲームのヒットのおかげで、傾いた会社が持ち直したのです。
ゲームに関しては収益の大きさに驚くことが多いのですが、アニメはなにかの
ヒットで会社が大きくなったとか持ち直したとかはありません。

むしろ今回のように、一見順調に見えて倒産してしまうなどの場合が多いのです。


以前からずっと疑問に感じているのですが、どうしてこうもアニメに関しては
偏向報道が多いのかと疑問に感じていましたがゲームもアニメも一緒くたに
している可能性が高いですね。

確かにゲームの映像もアニメーションですしね。
これらの映像の発注をアニメ会社が受けるのですが。


まったく業界を知らない人から見れば、ゲームがアニメ業界の一業種くらいに
思っているのかもしれません。
現実はむしろ逆で、アニメーターの次の受け口はゲーム業界だったりしてむしろ
ゲーム業界の下請けのようなところもあります。


コスプレイベントの特集を見ても分かるのですが、ゲームキャラクター
はアニメキャラクター以上にコスプレ人気が高く、コスプレする方も多い場合
があるのですが、すべてアニメと一括りにしてしまっているからです。

アニメとゲームはある程度の関わりがありますが、やはり違う訳です。
ですが世間では同じもとしてとらえられていると考えるとある程度理解でき
る気がします。

ただアニメファンの頭の中は昔から知っていいますが、妄想である巨大産業で
あるアニメ業界はファンの頭の中にだけにある事実であって、現実世界の真実は別
のものです。

ゲーム業界は巨大市場ですが、アニメ市場はゲーム市場の半分もありません。
でも、現場にいる人たちの頭の中はこれが逆転しているのでしょうね。

それが現実をますます見えにくいものにしているように感じます。


それではまた次回お会いしたいと思います。

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アリスと蔵六 | ノスタルジーと日常系

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『アリスと蔵六』


今期の深夜アニメもそろそろ最終を迎えています。

この「アリスと蔵六」も最終話を迎えております。
そこで今回はこのアニメ「アリスと蔵六」のご紹介です。


原作は漫画で、「月刊COMICリュウ」に連載されています。

作者は「今井哲也」さんです。



内容は───。


アリスの夢と呼ばれる超能者が現れるようになった世界。その中で途轍もない
能力を持った幼い少女・紗名は、あることがきっかけでアリスの夢の研究所を
脱走し、外の世界を初めて知る。

資質はあるが未熟が故、能力をうまく使いこなせず途方に暮れていた彼女の前
に現れたのは、日本の由緒正しき頑固爺・樫村蔵六だった。この出会いが紗名
の運命を大きく変えていくこととなる。



───と、いうような内容です。



まるで定番になってしまったような異能力ですが、ありがちな異能力者
同士のバトルが始まるのかと思いきや、実は日常系の展開になって行くと
いうと少し変わった作品です。

超能力ものなのに日常系という変わった展開でしたね。

そういう意味では少し異色な作品でした。


「蔵六」という頑固じいさんが、超能力を持ちながらも能力以外は何も
できないし知らない少女を大きな愛で包み込むようにして人としての道理
を説きながら家族になってゆくという物語です。



評判は良いようで、2013年には第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門
新人賞を受賞しています。

そしてシーズン2も作られるようです。

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◆迷走解説。



この作品は詳しくはありません。

そこで調べて見たのですが、業界では評判が良いですね。
第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞しているのも
頷けます。

こういう作品は文化庁のようなところからは賞を出しやすいと思います。


簡単にいってしまうと、大人たちやなんとか庁のようなところが大事に
しているような価値観を守っている物語ですから。
「亜人」のようなバトルだらけとなるとちょっとむずかしいですよね。

日本相手に戦争を仕掛ける亜人佐藤なんかもいることですから。
不死身のテロリストですからね。

でも好きですね、「亜人」。


これを見た時、今はなくなってしまった昔の「ホームドラマ」を思い出し
ました。
「寺内貫太郎一家」なんかまさに頑固親父の物語でしたし、人気もありました。


異能力者同士のバトルばかりのアニメの中では、ある意味好感が持てるとも
感じました。
バトルばかりのアニメはウンザリしていますし、違うアプローチがあっても
良いと思います。


ただ実際のところ、見る側の人気があるのかという疑問が残ります。
この作品も見る側の評判が聞こえてこないのです。

良いとも悪いとも評判そのものが聞こえてきません。


同じように「リトルウィッチアカデミア」も殆ど評判が聞こえてこなかった
のですが、最終話が放映されてからはある程度反応がありました。
ですがこの「アリスと蔵六」は見る側の評判が聞こえてきません。


もしかすれば見ている層が反応を発信するような人たちではないのかも
知れません。

アニメは得てしてダイレクトに反応するまたは過剰に反応する人たちばかりの
意見を鵜呑みにしているようなところがあるのですが、愉しんで見ていても感想
を伝えない層はかなりいますからね。

アニメに関しては反応が良い人たちだけを過大に見ています。


ただ、自分が思っている以上にこの「蔵六」のようなある意味美化された
キャラクターや、田舎や自然といったこれまた信じられないくらい美化さ
れた設定を本当にあるものと信じている人が多かったことを知ったときに
は驚きました。

こういう理想的な頑固じいさんというのをいてほしいと願っているかも
しれません。


ピント外れになるかも知れませんが、こういう人物はホームドラマ全盛の
時にもいませんでした。
こういう流れをずっと見ていると分かることがあって、言わば補償機能的
な要素があるのではないかと感じています。

ホームドラマが大ヒットしていたときは家族の絆という昔からあった神話が崩れ
始めていました。
それを実感したのは当時の大人たちがこのホームドラマにあるようなものが
現実にもあると信じ込んでいたことです。


また「3年B組金八先生」のようなドラマが大ヒットしたときも学級崩壊が
始まっていて学校が荒れていた時でした。
当時は分からなかったのですが、こういう不安をドラマによって補おうと
していたのかも知れません。

こういう現実にはあり得ない美化されたドラマは、現実から目をそらして暮ら
していくための一つの機能として働いているように感じました。


もっとも「アリスと蔵六」は大ヒットしているわけでもありませんので、
全体としての大きな動きがあるとは思えません。

それでもノスタルジーからなのかこういう作品を望むところもあるのかも
しれません。

案外、今ホームドラマを作るとヒットするかも知れませんね。


子供時代の憧憬と理想的な大人社会、そんなあり得ない夢を追いかけている
のかもしれません。


それでは、次回でまたお会いしたいと思います。

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ID-0 | アニメ業界の理想と現実

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『ID-0(アイディー・ゼロ)』


今回は「ID-0」というアニメについて少し書いてみたいと思います。

このアニメの制作は「サンジゲン」という会社で、個人的にはあまり
詳しくないところです。
2006年に設立されたところですので、新しい制作会社ですね。


アニメ制作会社がこうやって一つの作品を元請けからできるのはごく僅か
で、多くが下請け業の会社が主です。
昔からの日本の産業界の定番とも言える零細企業が殆どなのが日本のアニメ
制作現場の現実です。

また、有能な方はフリーランスで活動する場合が多くて、出たり入ったり
するのが普通の業界です。

これについては後でもう少し解説しておきたいと思います。



監督は「谷口悟朗」さん。
シナリオは「黒田洋介」さんです。

バンダイビジュアルと世界コスプレサミットの共同プロデュースによるオリジナル
アニメ作品として2016年に制作が発表されたそうです。



ストーリーは───。


オリハルトと呼ばれる特殊な鉱石の発見により、技術革新で人類が飛躍的
な進歩を遂げた世界。人々の居住域は太陽系を超え、宇宙各地に広がっていた。
また、人間の意識を転送して操縦するIマシンという人型ロボットが開発され、
民間・軍事用を問わずにその利用が進んでいた。

ある日、白鳥座アルビレオ二重連星を訪れていた惑星連盟アカデミーの学生・
ミクリ・マヤは、Iマシンを使ったオリハルトの採掘作業中の事故に巻き込ま
れたうえに教授たちに見捨てられ、置き去りにされてしまう。まもなく、
その場に現れたオリハルトの民間採掘業者「エスカベイト社」と名乗る者たちに
より、マヤは彼らの母船「ストゥルティー号」に救助されて九死に一生を得るが、
自分が不正取引の容疑で指名手配されていることを知り、社長のグレイマンの誘い
に仕方なく応じてエスカベイト社で働くこととなる。




───と、言うような内容です。


このブログでは何度も書いていますが、子供の頃からSFや特撮といったもの
をずっとみて育ってきましたので、SF作品は好きなので一応チェックしています。

しかしながらこの作品はオリハルトの秘密が滅びた異文明と関係してきて
SF的な要素を持っていても宇宙を舞台にした活劇なのか、それとも隠れた
ファーストコンタクトなのかどちらにも振り切れていない感じがします。


SFという面でいうと、「カドの正解」が出色の作品となっていますので
比べると無理があるかという気がします。
ただ「カドの正解」も映画「メッセージ」を意識していると思いますのでどれ
だけオリジナルの展開があるのかわかりにくいですが。

映画「メッセージ」はSF映画としてみた場合、久しぶりの名作です。

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◆アニメ業界についての迷走解説。


ここからはいつものように迷走解説です。

先にも少し触れましたが、このアニメの制作会社が「サンジゲン」というあまり
馴染みのない会社であったり、宮崎監督が引退を撤回して長編アニメの制作を
するためにアニメーターを募集したりしていますので、タイムリーかと思い業界の
ことを少し書いてみたいと思います。


記事をそのまま引用して掲載いたします。

「スタジオジブリによると、今回募集する制作スタッフは、「動画」と

「背景美術」それぞれ若干名。条件は18歳以上で性別・国籍は不問。
雇用形態は10月1日から3年間の契約社員で、給与は「月額20万円以上」、
賞与は「年2回」とある。また、今回の募集はアニメーション業界での
業務経験を問わないが、「研修期間〔6ヶ月〕を経て、一定のレベルに
達した後に制作に加わっていただく、新人育成を前提としております」
としている。」




海外へもこのニュースは報道されていて、日本のアニメーターの給料事情の
悪さに驚いているようです。
このブログでも何度か書いていますが、日本のアニメが繁栄しているのは
優秀なアニメーターが多いからではなく、安い賃金でも仕事をしてくれる人
たちが多くいるからです。

海外のように自分の技術を正当に評価して、さらにグレードの高い生活を目指
す文化が定着していると日本のように低賃金でアニメーターを働かせる
ことはできないのです。

だから日本のアニメのように大量生産がきくわけで、同じ条件で制作した
場合今のような日本のアニメにはなりません。
言わば日本のアニメは半世紀も前の経済常識で動いているわけで、今のような
経済常識で動くとなると今の制作本数は維持できないどころか殆どなくなって
しまうでしょう。



また、世間の人々がアニメ業界をどうみているかという点ですが、テレビで
のある貧困特集があったそうでネットでも話題になりました。
すでにどこかで見た方も多いかと思います。

それによると貧困から抜け出したい女子高生がアニメの専門学校へ行きたい
けれど入学費がないと言うことでした。
内容的にどこまでが本当なのか嘘くさい話ではあるのですが、ここから言える
のはアニメ業界へ就職できれば貧困から抜け出せるほど稼げる業界だという
認識です。


この情報に対する反応がTwitterやらネットニューなどにも取り上げているの
ですが、多くは批判的なものです。
なかにはアニメ業界は右肩下がりの斜陽業界で貧困から抜け出すことは困難
という指摘もありました。



しかしながらこの女子高生の親世代、いえもっと昔のサークル活動をしていた
1990年以前から世間はだいたいアニメ業界というところは華々しくて稼ぐこと
のできる業界だと思い込まれていました。
それは今でも変わりません。


このブログではことあるごとに書いていますが、超がつくらいのスーパー
ブラック業界です。
先の記事のように、右肩下がりの業界ではなく一度も右肩上がりになったこと
のない業界なのです。
アニメの本数が多くあるとかは、業界の経済的な目安にはなりません。


某有名アニメ学院の第1期生のアニメーターから業界の人を知っていますが、
アニメーターの生活は悲惨です。
昔は良かった業界ではなく、昔は生活保護を受けながらアニメーターを
やっていた人を知っていますので、今のアニメーターの方がまだまし
かも知れません。

こういう現実を専門学校へ入る前にいろいろと忠告をしたこともありました。



ある程度の年齢が来ると経済的にも暮らしていけなくなるのです。
ようは好きだからなんとか生活していけるだけで良いと思える人でないと
続けていけない業界です。

ですが多くのと言うよりも、殆ど全てですがこの業界へ入ってくる人たちは
華々しい業界だと信じている世間の人たちよりももっと強く信じています。
彼らの話を聞いていると、まるで日本版ハリウッドと呼べるようなアニメ
ドリームの話を聞かされているような気がするほどです。

業界から去って行く人はさすがに身にしみて分かりますが、これから業界に入る
人間が一番この現実を認識していないという面があるのです。
一番身近な人々が一番現実をみないのです。
まったくの妄想かと言いたくなったことは一度や二度ではありません。



ですがちょっとここでこれらの背景を説明すれば、この「アニメの専門学校」
そのものに大きな原因があります。

これはもう最近の有名大学も同じ傾向なのですが、とにかく諸々の設備が
素晴らしい。
少子化の影響もあってとにかく学生を引っ張ることに躍起になっています。

生徒いうよりもお客様扱いです。
これはなにも授業に関係することだけではなく、まるで商業施設かと思える
ほど内容が充実しています。

実際の授業時間は長くありませんので殆どが楽しく遊ばせてもらっているよう
なものです。
真剣に、技術を磨こうとしている人を見たことがありません。
毎日が学園祭とは言いませんが、楽しそうでしたね。


こういう所で過ごしていると自分たちの未来は希望に満ちあふれているよう
に見えるのでしょう。
そして現実に業界に就職してみるとその落差の大きいこと。
殆どが一日二日でやめていきます。

残って数年働いたものに話を聞いたことがあるのですが、どうも自分だけ
はこの業界で成功できると根拠もなく思い込んでいたらしいのです。
もちろんそんな人はいませんし、業界そのものが成功している業界では
ありませんから。

このブログでは何度も指摘していますが、クールジャパンなど妄想の産物です。
景気の良い数字が踊っていますが、あれはまさに水増しに次ぐ水増しの
数字だといって良いと思います。



どうも現実否認の力が並の人以上だった人間だけが業界に残っている
ようですね。
現場の人間が一番現実をみていませんから、今後も業界として良くなるとは
思えません。


実際に沖縄でこの試みがありました。
他の業界なみに定時で帰れて平均的な給料を稼げるアニメ制作を目指す
試みが行政の旗振りで行われたのです。

ですが結局──今年だったと思います──潰れてしまいました。
労働基準を守っていては成り立たない業界ですから。

これが現実です。


ちなみに新しい元請け制作会社ができるからといって新人が沢山育ってきている
訳ではありません。
この業界は出たり入ったりフリーになったりする人が多いですから新しい制作会社
も成り立ってくるのです。

能力のある人はフリーになったりいろいろな制作会社を渡り歩きますね。
いつも書くのですが、アニメ関係に関しての理想と現実はあまりにも広く離れ
過ぎているのです。

大変残念なことではありますが改善されてくる要素を見いだせません。



それでは、次回でまたお会いしたいと思います。

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