実写化作品

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銀と金 | 30分ドラマの成功作

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銀と金

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「銀と金」


今回取り上げるのは実写ドラマ化作品です。

「銀と金」というドラマ作品で、原作は漫画作品です。

作者は「福本伸行」さんで、1992年から1996年まで「アクションピザッツ
(双葉社)」に連載されていました。


概要は───。


裏社会を生きる男達の、株の仕手戦や政治家との裏取引などの駆け引き、
殺人鬼や復讐に身を委ねた男と命を懸けた死闘、さらに福本得意の
ギャンブル勝負を描いた作品である。




───と、いうものですが、原作は完結しておらず事実上打ち切りのような
扱いになっている作品のようです。

それらの詳しい経緯は分かりません。
このジャンルの漫画作品は詳しくないものですから。



この「福本伸行」作品は、映画化されて有名ですが、「カイジ」の
原作者でもあります。


ヒット作である「カイジ」は命をかけた大きなゲームで大金を掴むか
死んでしまうかの大掛かりなゲームへ挑んでいきますが、基本的
にはこの物語もギャンブルがメインとしてあります。


だまし騙されが絶えずあって、そういうゲーム感覚が面白さの秘密
でもありますね。
ドロドロした欲望まみれの物語がこれらの作品の特徴です。



ですが導入部分のギャンブルにはまる人の心理は、良く研究されている
と思います。
ご自身も経験されたか、そういう人を沢山見てきたのかも知れませんね。

個人的にですが、そういう人を沢山見て知っていますので分かりますね。


ですから言えるのですが、まるで人格が入れ替わったようになる人もいます
から。
精神年齢が退行しているのではないかと思えることもありました。


「カイジ」もクズと呼べる人物を良く描きますが、本当に「クズ」が多く
います。

「ギャンブル依存症」という前に、もともとが破綻した人格を持っている
と思う人も多いですからね。


それらの人々を見ていると、最近は「カジノ法」のような話題も聞きますが、
行政が説明するような都合の良いものにはならないと思います。
議論されているときに取り上げられませんが、「依存症」以外にもあって、
低年齢化も問題の一つにあるのです。


もちろんフィクションですからこれらの物語に出てくるような大掛かりで
まさに漫画のようなゲームは現実にはありませんが、ギャンブルにはまる
人物たちはとてもリアルです。


「アクションピザッツ」ですが、この雑誌に関しては詳しくはありません。
最近は青年誌が多く創刊されていて、中には休刊してしまった雑誌もあります。

昔は少年誌と漫画アクションのように大人の漫画雑誌だけで、エロありのあまり
我々のような漫画ファンが読むようなものではありませんでした。


それが「嗚呼!!花の応援団」が大ヒットして実写化されてから、これらの大人層
が読む漫画が台頭してきたような感じがします。
今や知らない人はいない「ルパン三世」も同じ漫画雑誌です。

ですから原作のルパンは濡れ場などもありましたから。


それが「ヤングジャンプ」「ヤングサンデー」といった青年誌の創刊から、
次々と青年誌が創刊されていきました。

少年漫画と青年誌の垣根がなくなくなってきたなと感じてもいました。


ですが「カイジ」「ルパン三世」などはこれらの青年誌ではなくむしろ
エロ本と間違われていたような大人向けの漫画雑誌に掲載されていました。

これらの雑誌は、一定数の人気があるのは子供の頃から分かっていましたが
やはりメジャーになってきたのは、「カイジ」や「難波金融伝・ミナミの帝王」
辺りからではなかったのかなと思います。

麻雀漫画などもあって、ギャンブルやお金が絡む内容が多いですね。

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◆30ドラマの可能性。



この「銀と金」とで注目しているの点が30分ドラマであるということです。


通常ドラマは、一時間ドラマで作られていますが、作品の種類によっては
30分ドラマの方が良いのではないかと思うときが以前からありました。

昔、メロドラマは30分でした。

このメロドラマがヒットした背景の一つに1時間ドラマではないというのが
あるのではないかという気がしています。
ドロドロしたような不倫ドラマであるとかの、濃厚な物語はあまり長い
尺であると辛いのではないかと以前から思っていました。



1時間または2時間の尺のドラマなどには、ある程度遊びのようなシーンが
多数必要なのではないかと思っていたのですが、それを強く実感したのが
「キャシャーン」の実写映画でした。


この映画が公開されたとき、友人にいろいろと聞かれた経験があります。

まあ、特撮関係からですがある程度作っているという噂を得ていたのもある
のですが、もともとこういうことには詳しいですから。
そのときいったのが、長編をつくりなれていない感じがすると話したのを
憶えています。



なにも知らなかったのですが、「宇多田ヒカル」さんの元旦那様──
そのときはまだ結婚生活は続いていたのかな──で「紀里谷和明」が監督を
していることを後で知りました。

また、映像の撮り方がCMなど撮り方に非常に似ていると話したのですが、
これも元々がミュージックビデオやCM映像を手がけている方であったと
知って納得したものです。


この時、長編の撮り方を知らないのではないかと話したのですが、
これは去年だったかのインタビューで自分の考えは間違っていないかと
確認できました。


「紀里谷」監督はCM映像の短いものをつなぎ合わせれば長編ではないか
とそのときは思っていたと語っていましたが(今でも完全には間違って
いなかったとお思っているようです)、長編の撮り方ではないと批判も受けた
そうです。


この「キャシャーン」の話を聞きに来た友人は映画を見て辛かったというか、
期待していたのに思っていたほど面白いとは思わなかったそうで、その違和感
があって自分に話を聞きに来ました。

この時、自分も感じていたことをいろいろと話したのですが、何年も経過してから
やはり間違っていなかったと確認できたことでした。



短編は隙や無駄を作れないのですが、長編を短編のように作ると息を抜ける
場所がないので見ている方がつかれてしまうのです。
これは小説や漫画、アニメも同じです。


ゲームに関しては無知なのですが、やはりゲームも同じようにわざと隙を作って
あるのだということを制作側から聞いたことがあります。

そしてこの「銀と金」は成功作品だと思うのですが、その大きな理由の一つに
30分ドラマで作られていることがあるのではないかと考えてます。
逆に1時間の尺で失敗しているのではないかと思えるのが、
「スーパーサラリーマン左江内氏」です。


「藤子・F・不二雄」作品の実写化ですし、監督も「勇者ヨシヒコ」の
「福田雄一」さんなので期待していたのですが。

個人的な感想ですが、期待外れでした。

30分の尺なら悪くはなかったかもしれまないと「銀と金」を見て思うのです。
原作では完結していませんが、ドラマとしては成功していると思うのでぜひ
ドラマでは完結まで作っていただきたいと願っています。

大変面白く見ていますので、期待大です。


それでは、次回でまたお会いいたしましょう。

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増山超能力師事務所 | 訃報谷口ジロー

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「増山超能力師事務所」



今回取り上げるのは、アニメではなく実写ドラマ作品です。

「増山超能力師事務所」の原作は小説です。
作者は「誉田哲也」さんで、「文藝春秋」より出版されています。



内容は───。

超能力が実在し、仕事でそれを行使する人がいる以外は現実と変わらない
世界。「増山超能力師事務所」所長、一級超能力師の増山は、地味な超能力
をもつ所員と共に、探偵業系の案件を解決していく。

───というものです。





このブログではなんども書いていますが、漫画原作でも小説原作でも
初めにアニメにしてしまってから実写化してしまうと不利であると書いて
います。


どうしてもアニメのイメージが先にできあがってしまうので、実写化の前の
アニメは良い選択とは言えません。

例え成功した実写化でも、失敗した作品のように受け取られることが多いからです。



この作品はアニメ化でも問題ないのですが、やはり実写化の方が良いですね。
超能力をテーマにしながらもスケール感が庶民的ですので、ちょうど良いの
かも知れません。

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◆超能力テーマ。


今や超能力というものは、古くて新しいテーマになっています。

アニメでは異能力というように、超能力とは呼ばない亜種的な能力が定番化
しています。
そんな中でも実写化作品では、今でも「超能力」と呼ばれるものが使われています。



アニメのような作品ですと、どうしてもビルを持ち上げるとか街を一つ破壊
するとかの大掛かりなものになりやすいものです。
また、そういう強力な能力の方が映像的にも向いています。

ですがこれらの映像を実写化するとなるとどうしても特撮にお金がかかります。

またそういうタイプの作品が期待されているのかも知れません。


しかしながら、実写では「タイムスリップ」や「幽霊」と並んで「超能力」
というものは扱いやすいものではないかと思っています。

テレパシーや読心術、透視といったものは特撮なしでも成立するからです。

また、やり方によってはサイコキネシスといったものでも、車や船を街中へ
投げ捨てるといったものではなく、ホームで電車を待っている人間を線路に
突き落とすといったようなものならば、これも特撮を必要としません。

役者さんの演技でまかなえるものは沢山あります。



この「増山超能力師事務所」でもそういう特撮を必要とするものではなく
──一部簡単な特撮はありますが──だいたいが人の心を読むといったような
能力が主に使われています。

また内容も、超能力も一つの特技的な扱いでそれを使って探偵業のように
幅広く調査能力として利用されている世界を描いています。


原作を読んでいませんが、ドラマは面白いと思っています。

また、ココリコの「田中直樹」の事務所の所長さんとして出演していますが、
これが非常にあっています。
また役者での仕事も大変多い方で、今やお笑い芸人さんとは呼べなくなって
きてもいます。


旧作ではなく新しい方の「怪奇大作戦」に出演していたりと、どちらかと
いえば普通のドラマではない方が似合うかたでもありますね。

「増山超能力師事務所」もホラー的な物語やSF的な作品ではなく、超能力
でもんだいを解決していてもどちらかといえば人情話的な要素が強いのも
このドラマの特徴です。

それがこの作品の成功しているところです。

悪の組織であるとか人類の危機であるとかが絡んでくると失敗していた
でしょう。


こういうこぢんまりというか、凄い映像で凄いドラマチックな展開でとか
ではなく、むしろ安心してみていられる作品の中で超能力が扱われている
ことがとても面白いことでもあるのです。


脚本家の「山田太一」さんなども作品内に心霊や超能力といったものを潜ませて
いる場合があり、これについても何か雑誌で触れておられたと記憶しています。
あくまでも前面には出しませんが。

また「倉本聰」さんなんかも昔の作品に、キャラクターの隠れた特徴として
こういう能力が活かされていてとても効果的であった記憶があります。

お二人とも大御所の脚本家の方でこういう能力などとは縁遠いように感じるの
ですが、その使い方を熟知している方でもあります。

どちらもまた、現実にこういう人は確かにいるというものばかりです。
ただそれを超能力というような言葉では呼んでいないだけです。


この「増山超能力師事務所」は「超能力」と銘打ちながらも、上のお二人
と近い使い方をしており個人的にはとても高く評価しています。

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◆ 追悼谷口ジロー。 ◆


先日、「谷口ジロー」さんが亡くなられました。
69歳だったそうですが、早すぎる年齢です。

とても残念です。


アニメファンにはまったく馴染みがないでしょうが、「孤独のグルメ」の
画を担当されています。

谷口作品は、アニメ化された作品はなかったと記憶しています。


また海外での評判がとても高く、 2011年フランス政府芸術文化勲章シュヴァリエ章
など内外問わず受賞歴は多い方です。

画の力がものすごいのですが、日本国内での漫画ファンにはあまり人気が
高くなかったような気がします。
いわゆる玄人受けするというか、そういう方々にはその実力は高く評価されて
いました。


我々のようにオールドファンでも、青年誌の漫画家さんであったことから名前は
よく知っていても馴染みの作品となると数作品に絞られてしまいます。
また、原作付きの漫画が多かったと記憶しています。



日本の漫画界の偉大な漫画家がまた一人、天へ召されていきました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

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逃げるのは恥だが役に立つ | ラブコメというジャンル

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逃げるのは恥だが役に立つ

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「逃げるは恥だが役に立つ」


今回は実写ドラマ、「逃げるは恥だが役に立つ」です。

このドラマの原作は「海野つなみ」さんによる日本の漫画作品で「Kiss(講談社)」
にて2012年22号より連載されています。
現在、8巻まで発売されているそうです。


主演が「星野源」さんと「新垣結衣」さんで、ドラマの人気は右肩上がり
に伸びているようです。


あまりドラマでは見なかった「星野源」さんですが、ミュージシャンでも
ありトークも上手くてマルチに才能を発揮している方ですね。
ドラマと同じで人気が上がってきている方のようです。




あらすじは───。


大学院を出ながらも就職難で派遣社員になった森山みくりは、いわゆる派遣切り
に遭い、無職の身となってしまう。求職中の娘を見かねた父は、家事代行サービス
を利用していた元部下・津崎平匡が折りよく代行の会社を替えようとしていたとこ
ろを頼み込んで、週1回の仕事を取り付けてくる。

気難しい性格で、あまり他人に構われることを好まない津崎だったが、みくりと
は適度な距離感を保って良好な関係を築く。だが、定年を機に田舎へ引っ越すと
いう願望を両親が叶えることになり、現状を維持したいみくりは津崎に「就職と
しての結婚」を持ちかけ、その提案にメリットを感じた津崎は了承し、2人は契約
結婚という道を選ぶ。



───と言うような物語です。




ドラマ「IQ246~華麗なる事件~」も見たのですが、こっちの方が現実離れ
していて、漫画原作かなにかあるのかと調べて見たのですが、不思議とこれは
原作がないようです。

こっちの方がさらに漫画的なのですが。

珍しくドラマのオリジナルのシナリオのようでした。

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◆ラブコメというジャンル。



この「逃げるは恥だが役に立つ」はラブコメですが、このジャンルは確か
昔の少女漫画から発生してきたのではないかと思います。

大上段に振りかぶる重いラブストーリーではなく、コメディでありながらも
ラブストーリーである作品が多作されいったように思います。
少女向けライトノベルの有である「コバルト文庫」にはラブコメしかないのでは
ないかと思えるほど多く存在します。

また、「ラブコメ」の出現で男性だけではなく多くの人々に親しまれ広がって
いったような印象が残っていますね。



また、「トレンディドラマ」では多くのというよりもこのジャンルのドラマが
一種のラブコメ基調のようなところがあって、凄い数の作品が作られました。

漫画作品ではこの「ラブコメ」というジャンルが勃興してきてから少年漫画まで
その勢力を広げていったように思います。


特に映画では長くても二時間の尺では「ラブコメ」よりももっと重い「ラブストーリー」
が適しているように思いますが、ドラマのように毎週作られる連続ドラマには
「ラブコメ」が一番適しているように感じます。

「のだめカンタービレ」もそうなんですが、映画版ではあまり奮わなかった印象
があるのですが、やはりドラマ形式でないと「ラブコメ」は生きてこないと感じ
ます。



この「逃げ恥」のようになかなか進展しない恋と、笑いをはらんだ誤解や
日常の展開は次の回を見ないではいられないものとなっています。
できる限りネタを小出しにする展開がこの物語には向いているのだと思います。

そんな「ラブコメ」も少し人気がなくなっていたように感じていましたが、
また人気が盛り返してきたのかも知れませんね。

「高橋留美子」作品もラブコメが基本ですが、やはり昔ほどの強い人気は
ありませんし、特にラブストーリーは激しく強いものが受けていたように
思います。



こういうものは決してなくならず人気は上がったり下がったりを繰り返す
ものなのだと思います。

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◆トレンディドラマ。


ちょっと横道にそれますが、「トレンディドラマ」をネタにしていた時の
ことを思い出しました。

当時、イケメンと美人がオシャレな生活をしながら恋に陥るというような
基本パターンがあって、このオシャレな生活が突っ込みどころ満載でした。
とにかくオシャレでなければいけないという、まさにバブル期という背景が
ないと作られなかったのではないかと言うものです。

時々、見るくらいで全てを見ていませんが見る側が大きく分けて二つに分ける
ことができたかと思います。


一つには夢中になってこの「オシャレ」な生活に憧れていた人たち。
もう一つが、その「オシャレ」をチャラチャラしたものととらえて嫌悪感を
あらわにしている人たちでした。

どちらにせよ、ドラマじたいは現実味の乏しいあり得ないものでした。



自分たちは上記の二つの楽しみ方とは違った見方をしていました。

一般のサラリーマンが凄いマンション(億ション)に住んでいたり、
パーティーを連日のように開いていたりでどこの金持ちの御曹司なんだ
と疑りたくなるキャラクターばかりが出てきます。

普通のサラリーマンなのに豪華な生活をしているというあり得なさです。


もちろん持っているものやきている服もみんなブランドものばかりです。
まさに「ありえねー!」の連続、オンパレードでした。

同じように考えていた人は多くいて、とうとう雑誌ではこのドラマの
主人公たちが住んでいる家の値段やブランド品の実際の値段などを調べる
企画までありましたから。



そのあり得ないほどアホな設定が逆にすがすがしくて、もう一声、実は
どこかの国王の隠し子だったとかの展開はないのかと突っ込んでいましたね。

早い話、「ハーレクイーンロマンス」と同じようなものだった訳です。
偶然出会った相手が、どこかの国の王子様という絶対にあり得ない設定が
ハーレクイーンのうりですから。


制作している方は意図はないのでしょうが、自分たちは「トレンディドラマ」
をネタドラマとしてギャグとして見ていました。
ですから内容もキャラクターも見たドラマのタイトルさえも見事に憶えて
いません。

ここまでドラマの内容が頭に残っていないのは珍しいのですが。


ではなぜ「トレンディドラマ」が嫌われるようになったのかと言うのは、
いくらあり得ない設定でもその現実離れの仕方の距離感ではなかったのかと
思います。

当時はバブル期という時代背景があって、これらの設定を笑って許せて楽しめた
経済的な余裕があったからです。
ですが現在の隠れ貧困が蔓延している状態では「トレンディドラマ」のような
設定は嫌われてしまいます。



その点、「逃げ恥」の「森山みくり」のように大学院を出ながらも就職難で
派遣社員になってさらには派遣切りにあうという現実にあるような設定になって
いると納得できる。

いまだ大勢の大人たちが良い大学を出ていれば就職には困らないと思って
いますが、10年以上も前から大学院を出たのにアルバイト生活をしている人間
なんて沢山いましたよ。


中には10年近くも大学院に通っていると言い張っていたものまでいましたが、
いい加減に見え透いた嘘はやめろと言ってやろうと思っていたのですが、
接する機会がなくて言いそびれたままの人間もいます。

あまりに見え見えすぎて最後には腹が立ってきましたからね。


決して現実生活との距離感は遠くなくて、その点が受け入れた要素ではなかったの
かなと思います。



逆に「ハーレクイン」の設定のようなものはあり得なさすぎて、嫌悪感すら
感じる接点がないとも言えるわけです。

ですからアニメやライトノベルであふれかえっている異世界設定が拒絶され
ず受け入れられるのもこの現実生活との距離感が遠いからでもあるのです。
ただし薄っぺらくなる場合もありますが。


ただ作り手としてはこの現実との距離感はとても重要なことでもあるのですが。

SFにしろコメディ作品であれラブロマンスでも、作品は常に「嘘」を
描いているわけです。


あり得ないと分かっていながらも面白いものを作りたいわけです。
また、あり得ない設定と見せて実は現実にあった出来事を多少変形して
潜ませたりもします。

だから時々、「フィクション」として見過ごせない作品もあるわけです。
社会的な圧力やなんかで声にできないものを、フィクションの世界で面へと
出している場合もありますから。


現実の生活との距離感というのは、とても大事なものでもあるのです。

この「逃げるのは恥だが役に立つ」を見ながら、そんなことを考えて
しまいました。


それでは、また次回でお会いいたしましょう。

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デスノート NEW GENERATION | 地上波では観られないドラマ

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「デスノート NEW GENERATION」


今回は、前回の「彼岸島」を紹介した影響でまた実写化作品です。

「彼岸島」に関しても補足記事があります。


まず先に「彼岸島」のドラマから補足しておきます。
このドラマ「彼岸島 Love is over」は映画「彼岸島 デラックス」へと続く
物語のようです。

そのために短く、四話という短い話数で終わっています。

最近このように、番線的ドラマも作られてきていますね。


でも逆に、短いゆえに密度の濃い作品ができる可能性があって、新しい
方向性を産み出していくのかも知れません。

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◆デスノート NEW GENERATION。


さてここからが本番、「デスノートNEW GENERATION」というドラマを見る機会が
ありました。
地上波では放送しないものらしいのですが、全部で三話あったのです。

1話三島編、2話竜崎編、3話紫苑編と登場キャラクター別に作られています。
「デスノート Light up the NEW world」の前日譚としての物語でした。



「Hulu」独占ドラマだったようですね。






このドラマも「彼岸島 Love is over」と同じ映画版へと続く物語です。

でもこのドラマ、とても面白かったのです。
Lの後継者やデスノート対策室など個別に焦点を絞って描き、濃密な
作品となっています。


どの作品も密度が濃いものばかりでした───。



内容は以下に引用させもらいます。

この後の続編があるのかどうか分かりませんが、期待したいですね。




前作と今作『デスノート Light up the NEW world』までの10年間を繋ぐ
huluオリジナルドラマ。三つ巴の頭脳戦を繰り広げる捜査官・三島、
世界的名探偵・竜崎、サイバーテロリスト・紫苑の3名がそれぞれ主人公と
して描かれる3部作です。佐藤信介監督をはじめ、脚本・真野勝成、音楽・
やまだ豊ほか映画スタッフが再集結して制作。香港ロケも敢行し、映画
本編同様のハイクオリティな映像美で映画に至るまでの各キャラクターの
「真相」が濃厚なドラマとして描き出されます!





このドラマを見て再確認したのは、やはり実写の前にアニメがないのが最大の
効果を発揮しているように感じます。

実写の前にアニメ作品があると、無意識にでもアニメと比較している時が
あって実写をそのまま受け取れない気がしますね。



原作はありませんが、「勇者ヨシヒコ」なども新作が放映されますがこれ
などもしアニメ作品を初めに作っていたらこれほど根強い人気が得られた
かどうか。

このゆる~い、コメディ作品の「勇者ヨシヒコ」もまた楽しみにしています。
コメディ作品はセンスですね。



過去の作品でも同じで「のだめカンタービレ」のうよに実写が先に来ていれ
ばヒットした実写は多いのではないかと思います。
実写とアニメは相容れないところが多いように思います。


今、「シン・ゴジラ」も「君の名は」もともに大ヒットしていますので
先行作品が多いので果たしてどれだけヒットするかは分かりませんが、
10月29日公開の映画「デスノート Light up the NEW world」も期待
できると思います。


また、今回のように漫画原作もアニメもない状態での実写化がどれだけ
作品に影響を及ぼすのかとても興味あるところです。


ドラマもですが、続編があるならばぜひ作ってほしいものですね。

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◆地上波以外の作品発信。


「仮面ライダーアマゾンズ」もそうなんですが、地上波よりも、見応えのある
作品が作られています。
テレビは毒にも薬にもならないどうでも良いものになっていくのかも知れません。

単に無難なものばかりになるのかも。


もっとも今やテレビはお茶の間のコミュニケーションツールではなく、ましてや
地デジへの転換といい全てが無理矢理のごり押しである政策に付き合ってやる
必要はないと考えます。

日本の社会は不平等を一方的に押しつけておいて、それを公平という誰の
ための政策かわからない歪な奴隷制度のようなものが息づいている社会ですから、
テレビなどもう見る必要もないと思います。



優秀な監督ならばクラウドファンディングでお金を集めて、ネット配信
するドラマもこれからは作られてくるかも知れません。
ネットでは短編が主流になってもっと作られているかも知れないと考え
ていました。

CGアニメですが、「キャットシットワン」という「小林源文」さん原作
のアニメ作品がありました。

良くできた作品だったのですが、これはネット配信だったのです。


この方法は面白いなと注目していたのですが、後に続く作品がなくて残念
に思っています。
既成の方法ではなくもっと新しい制作方法があっても良いと思うのですが、
現実は予想していたほど活発ではありません。



実写も同じで、最近時々ネット配信されている自主作品を見ることがありますが、
インターネットの普及でもっと沢山出てくるかと思っていました。


アメリカの場合、「トレッキー」という言葉があるほど人気のある「スタートレック」
ですが、ネット配信されているものを見るとどうも作りが荒いものがある。
それにこの物語を知らないという話があって、最後のエンドロールで「Fan movie」
と出てきました。

面白いのは特撮がけっこうしっかり作ってあるし、出ている役者さんも
プロの方であったりと日本の自主映画とはベースが違っています。


ネット環境が整いだすともっと個人発信の作品が多く作られてくるかも
知れないと思っていました。

このブログでは時々書くのですが、IT技術の進歩も期待していたほど
進んでくれていません。

つい最近、人と自分たちの学生の頃から見た今の科学技術のことを思い出しながら
話しあったばかりです。
それから考えると、今の技術などまったく進んでいるなんてことは言えないと
話していました。


当時はパソコン一台あれば実写に見えるような映像作品が作られるのでは
ないかと思っていたのですが。
どうしても怪獣映画を、特撮作品を作りたかったのです。


でも、不思議と若い世代が羨ましいという意見はでなかったですね。

むしろ自分たちがやりたかったことができるはもっとずっと先であることが
分かったからです。
それにもしできるようになったとしても、もろもろの社会経済体制などを
考えた時オープンで自由なものにはなりそうにない。


もし本当に「デスノート」があったなら、間違いなく権力を握っている奴ら
の名前を書き込むでしょうね。
それこそ膨大な数に上るかも知れません。



ちょっと脱線しました。

それでは、次回にまたお会いいたしましょう。

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彼岸島 | ホラー漫画の系譜

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彼岸島
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「彼岸島」


今回は「彼岸島」を取り上げたいと思います。

実写ドラマ化作品ですが、人気のあるホラー漫画が原作です。
映画化もされています。


ただし「アニメ」化だけはされておらず、そういう意味ではすでにこのブログ
で取り上げた「ウシジマくん」と同じですね。

また、アニメ化はあまり良い選択ではない気がします。


アニメ作品を実写化した作品は多くの人が口を揃えて実写化すべきではない
と言いますが、また個人的にもその意見には納得しています。
ですが「アニメ」化に向かない作品もまたあると思います。

このブログでは何度も書いていますが、何でもかんでも安易にアニメ化すべきでは
ないと考えています。


昔からなのですが、多くのアニメファンを知っていますがその人たちは全くと
いって良いほど実写作品を見ませんし、比較検討なしですぐにアニメ化という
話をします。

それは違うだろうと何度も思ったことがあります。



原作者は「松本光司」さんで、「週刊ヤングマガジン」掲載で全33巻の
コミックスが発売されています。

一応、完結していますがまた新章が始まるような雰囲気ですね。



ストーリー。



宮本青果店の店長の息子である宮本明は、数年前に彼岸島で行方不明になった
兄・宮本篤を捜す為、友人と共に彼岸島に渡った。しかし、そこは吸血鬼が跋扈
する地であった。兄を捜し出し、本土に連れ帰る為に奮闘することになる。



ざっと簡単に説明すると上のような物語なのですが、補足説明をしておきます。

吸血鬼たちの首領で全ての元凶である「雅」は吸血鬼ウィルスを使って、
日本全土を吸血鬼化させようと企んでいます。
彼岸島に生き残っている人間たちと「明」はこの計画を潰し「雅」を討つべく
抵抗運動をすることになります。


すでに原作は終わっていますので、ネタバレしても良いかと思うのですが、
人間軍は負けてしまいます。
ですが物語はまだ先がありそうですね。



これ、原作を読んでいるときからずっと疑問だったのですが、「明」が
無茶苦茶強い。
超がつくほど強いのです。


吸血鬼は他の吸血鬼作品と同じで肉体的に人間よりも強靱です。
いくら修行したからと言って、「雅」を脅かす存在にまで強くなって
いくなんてどうなってるのと思っていました。


飛び飛びで読んでいたので、もしかすればそういう部分も描かれていたのかも
しれませんが自分の知る限り「明」はずっと人間でした。
「雅」に仲間になれと吸血鬼化をすすめられたりしていましたが。


まるでペプシのCM、「桃太郎」のように強いですよ。
日本刀を武器にしていますし。

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◆ホラー漫画の系譜。



昔の、漫画創世記の頃と、今の漫画の事情は全く違っています。

ちょっと想像できないかも知れませんが、昔はホラー漫画(恐怖漫画)は
少女漫画の代表作品の一つだったのです。


その頃の男の子たちは、女の子に少女漫画を借りてホラー漫画などを読んで
いました。
今と違ってホラーといっても多種類の作品がなく、怖くて生理的なグロさを
加えたような作品が多かったように記憶しています。


この頃に大活躍していたのが、「楳図かずお」先生ですね。

当時の子供だった我々からすれば、怖いよりも気持ち悪いが先行していた
ように思います。
単純に、どうして恐怖漫画は怖いだけではなく「気持ち悪い」もあるのだ
ろうと思っていたことを今でも憶えています。


この「彼岸島」にもこの気持ち悪さは継承されています。
あまり強くはありませんが。

吸血鬼から変貌した「鬼」が、原作ではいろいろなバリエーションが
あってこれが気持ちの悪いものに仕上がっています。
あまり生理的な嫌悪感を伴うような作品はカルト的な人気を得ても、
大ヒットにはつながらないように思います。

同じようなホラー作品で、「うずまき」という漫画があるのですがこれも
実写化されています。
後で知ったのですが、制作されていたことすら知らないほど全く話題にも
上りませんでした。


こちらはエンタテイメント性よりも気持ち悪さを重視した作品で、これは
「水木しげる」作品や「楳図かずお」作品も同じです。
初期の頃はおどろおどろしいタッチに終始していたように思うのですが、
人気が爆発したのはエンタテイメント性を重視したからです。


そしてこの「彼岸島」で一番気に入っている点は内容ではなく、アニメ化
されておらず実写化のみであるという点です。

「寄生獣」の実写映画も見ましたが、多少、尺の関係で内容をまとめられ
た点はありますが決して悪い作品ではありませんでした。
でも、アニメの実写化は間違っているという声ばかりがきこえていました。


これらはアニメ作品があって、それが先入観として働いているからではないか
思うのです。
もっと評価されても良い作品だったのですが。


それに人気がなくてスベっているような作品が実写で続編が作られるはずも
ないので、どれほどの人気があったのかは分かりませんが、それなりに
人気があったものと思います。

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◆余談として他の実写化作品。


この点は、新しく始まる「デスノート」も同じです。

「デスノート Light up the NEW world」という映画が公開されるそうですが、
これも期待しています。
漫画原作があるわけでもなく、また、アニメ作品も先に作られていないからです。


もともと「デスノート」はアニメよりも実写に向いている作品だと思っていま
したので、今回のように原作漫画なしの実写作品から始まる流れはどうなるん
だろうという疑問と期待があるからです。

個人的には面白くなるように思うのですが、ヒットするかしないかは分かりません。
ヒットと言うのは必ずしも新しいものが好まれるわけではありませんから。

むろオーソドックスなものが大ヒットにつながっているような気がします。


ただ、「デスノート」は前作の人気がありますからね。
それにこのブログでは書いていますが、死神のノートとそれを手に入れた
人間の物語を思い付いたときに成功しているようなものですから。

それくらいこのネタは強いのです。
また、新しいバリエーションも考えられます。


ただこのブログを書いているときに「ジョジョの奇妙な冒険」を実写映画化
で製作する発表がありました。
これはまったく予想できないことでしたし、誰も期待していないだろうと
思います。

「そんな無茶な」が正直な意見です。
実写化して失敗、成功、以前の問題でしょうね。


これは「デスノート」とは対局です。
死神のノートという発想は、作画の「小畑健」さんの画が必ずしも必要では
ありません。

「大場つぐみ」さんが原作ですが、絵は別の漫画家さんの絵でもかまわず、
もしかすれば別の絵柄の方が良い場合もあるかも知れない。


ですが「ジョジョの奇妙な冒険」の場合は、「荒木飛呂彦」さんの画がないと
考えられない作品です。
スタンドであるとかスタンド使いであるとかの発想はデスノートほどの
ネタとしての力はありません。


「ジョジョ」ファンの人間は幾人か知っていますが、やはり皆画に惹かれて
いるようなところがあるので、この絵を取り除いた実写作品に勝算を見いだす
ことは難しいと思います。

なにか我々が考えられないような方法を持っているんでしょうかね。

でも大ヒットは望めないでしよう。


勝手に推測させていただきますが、アニメに負けたくないという気持ちがある
のかも知れませんし、その気持ちは分かるのですが、これは無理があるんじゃない
かと思います。

自分ならCGで制作したいところです。

このブログでは何回も書いていますが、学生の頃からCG技術の進歩にはずっと
期待していたのです。


「ゴジラ」のCGアニメ作品も予定されていますが、出来不出来にかかわらず
単純にCG作品としてのゴジラはどういうものになるかと期待しています。


それでは次回でまたお会いいたしましょう。

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